取締役工場長 梶原 伸義/代表取締役 梶原 弘隆
会社の歴史や
事業内容
社長:創業から50年以上にわたり、BtoBでイスやテーブルなど業務用家具の製造・販売を手がけてきました。2011年に自社ブランド「QUON(クオン)」がスタート。大阪本社の1Fに鉄工所、2Fに張工場を有し、自社一貫生産を行っています。2018年7月には大阪本社3Fにショールームとオフィスをオープンしました。
強み ・ 特長
(商品や技術力)
社長:鉄工所と張工場を本社に集約し、イチから完成まで各分野のエキスパートによって自社一貫生産できるのが強みです。また、基本的に受注生産でお客様の要望にきめ細かく応えているのも特長。イス1脚から生産することが可能で、カラーオーダーも実現しており、カスタマイズ性の高いモノづくりを行っています。
今後のビジョン
構想
社長:近年オフィスのリニューアルに注力し、2年前に本社のショールームが完成しました。これまで以上に多くの方に当社の製品を見て、触れて、感じていただき、知名度アップにつなげていきたいと考えています。次は「カッコいい工場」を目指して工場を改装し、品質に対する説得力とブランドの価値を高めていきたいです。
跡継ぎの立場として代表になるまでに感じた会社の課題や
代表に就任し取り組んだことは?
社長:8年前の代表就任当時は社員の年齢層が高いことが課題でした。新卒採用をするため、工場のいわゆる"3K"のイメージを払拭しようと工場の整理に注力。その甲斐あって若手が増え、社員の平均年齢も35歳にまで若返りました。 工場長:挨拶の徹底や、工場の整理整頓など創業から大切にしていることは今後も受け継いでいきます。また、誰がどの分野でも活躍できるよう、時間をかけて丁寧に技術を継承していきたいですね。
先代や先々代の社長様とのエピソードや記憶に残っている
出来事を教えてください。
社長:創業者で先々代の社長である父は22年前に他界したため、一緒に働いてはいませんが、幼い頃からモノづくりをする背中を見て育ち、「つくれないものはない」という高い技術力があったことを覚えています。また、先代の社長である母(現会長)が営業面に長けており、数字の見方やお金の流れなど経営に関して学ばせてもらいました。今でも決断に迷うときは意見を聞きますし、背中を押してくれることもあり、心強い存在です。
今回、オープンファクトリーfactorIsmに参加しようと思った
理由・背景について教えてください。
社長:3年ほど前から「オープンファクトリー」という言葉や、実際にカッコいい工場づくりをしている会社の話も耳にしていました。当社も工場をショールーム化できれば"3K"のイメージを払拭し、より採用につながるのでは…と考えていたんです。今回のイベント参加を機に多くの知識を得て、できることを増やしたいですね。
オープンファクトリーイベントのプログラム構想・内容、
来場者に特に伝えたいことを教えてください。
社長:ワークショップや工場見学、実際にモノづくりをしてみるような職業体験などを考えています。イチから製品をつくっている流れを見て、モノづくりの面白さや奥深さを感じていただきたいですね。 工場長:普段、当社の近くを行き来している八尾の方々に「イスをつくっている会社」だと認知していただけたら嬉しいです。
オープンファクトリーイベント開催を通して、
貴社の中で期待したいことなどをお聞かせください。
工場長:工場のスタッフがお客様の生の声を聞いたり、一般の方々と触れ合ったりする機会は少ないので、意識改革と品質の向上につがなるイベントにしたいですね。営業や事務のスタッフだけでなく工場のスタッフにもワークショップに参加してもらい、お客様とコミュニケーションすることで視野を広げてほしいと考えています。