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代表取締役社長一瀬 勇樹
会社の歴史や
事業内容
ステンレス製建具をメインに、建築物の外装・内装に用いられる装飾金物、例えばカーテンウォールやR円形サッシ、手すりなどの製作を手掛けています。会社としての設立は1985年ですが、私の父である会長が個人創業したのが1975年となり、今年で創業45年の歴史を誇ります。
強み ・ 特長
(商品や技術力)
当社の特長は、60名もの職人を抱える「組織」として事業を展開していることです。大手を除く同業他社の中で、この規模を誇る企業は多くありません。お客さまのこだわりや要望を実現する高度な技術と最新設備、IoTによる徹底した工程管理で短納期にも対応できることも私たちの強みです。
今後のビジョン
構想
大手企業にも真似のできない高度な技術を、次代へと継承するのが当社の今後のビジョンです。そのためにも若手人材を積極的に採用し、40代、50代のベテランの技術を受け継いでもらいたいと思っています。 業界経験のない方にも魅力を感じてもらえるよう、誰もががいきいきと働ける職場環境づくりにも注力しています。
跡継ぎの立場として代表になるまでに感じた会社の課題や
代表に就任し取り組んだことは?
リーダーシップあふれる父と、チーム経営を目指す私はまったく異なるタイ プです。そんな父が率いる職人はこだわりある人材が多く、私にはまとめき れないのでは……と最初は会社を継ぐ気はありませんでした。しかし、父と 一緒に働くうちに組織経営の必要性を強く感じ、それを実現したいと跡を 継ぐことを決めました。職人が誇りを持って働ける環境は受け継ぎながら、 組織としての強さを併せ持つ会社へと進化させたいと思っています。
先代や先々代の社長様とのエピソードや記憶に残っている
出来事を教えてください。
私が社長になる前は仕事関係先以外との交流はあまりない会社でしたが、 現在は門真市内の他のモノづくり企業との交流や地域の方々との積極的 なかかわりが生まれ、「開かれた工場」になったと自負しています。先代とは 異なる経営手法になりますが、こうした私のやり方に口を挟まれたことは一 度もなく、自由にやらせてもらえるのはとてもありがたいと思っています。
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今回、オープンファクトリーfactorIsmに参加しようと思った
理由・背景について教えてください。
ベテランの技術を受け継ぐ若手を育てたいと思っても、認知度が低い当社 にはなかなか人が集まらない……これが当社の課題でした。まずはより多 くの人に存在を知ってもらい、門真にこんなにすごい技術を持つ会社があ るんだと興味を持ってもらいたい。そして、そんな仕事に携わりたいと思っ てもらうきっかけになればとイベントへの参加を決めました。
オープンファクトリーイベントのプログラム構想・内容、
来場者に特に伝えたいことを教えてください。
当社が手掛けた製品は関西のみならず日本全国の有名施設で使われてお り、例えば新国立競技場や某人気テーマパーク関連施設にも一瀬製作所 の建具が採用されています。世間一般で知られることは少ないけれど、実 は多くの人が利用する場所で活躍している。そんな高度な技術を、ぜひ「視 覚」で感じていただきたいですね。
オープンファクトリーイベント開催を通して、
貴社の中で期待したいことなどをお聞かせください。
当社の若手職人にぜひ注目してください。普通科の高校を卒業後、モノづく りに携わりたいと当社の門を叩いた10代の女性職人は今では溶接も難なく こなし、工場になくてはならない存在になっています。また、当社自慢のデニ ムの作業着は若手職人の発案によるもの。デザインからディテールまで凝り に凝ったワークウェアは必見ですよ。
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