どんなものを作っていますか?
皆さんの身の回りにある製品に組み込まれているゴム部品を年間数千種類に及び作っています。また、誰にとっても優しい空間創りを目指し、ゴム製の視覚障がい者歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」を開発し、世界3デザイン賞と言われる賞の2つをアメリカ、ドイツでそれぞれ受賞しています。2020年にはオリジナルブランド「KINJO JAPAN」を立ち上げ、ガラスと同等の透明度を持つシリコーンゴム製のグラスを開発し、大きな反響、話題をよんでいます。そしてゴム会社でありながら軟弱地盤改良の設計・施工・管理などの土木事業も手掛けるなど、当社の製品や技術は様々な場、そして皆さんの身近なところで活用されています。
会社を一言で表すと
現状維持は退化である
私達は素直、謙虚、情熱、勇気という「4つの心」を大切に日々取り組んでいます。
素直・・・人の声を聞き入れる心
謙虚・・・人を尊敬する心
情熱・・・最後までやりきる心
勇気・・・失敗を恐れない心
人を大切に、そして人の心こそが何よりの源であるという考えの下、私たちは長年に渡り真摯にものづくりに向き合ってきました。そしてそれはこれからも変わりません。
現状に満足することなく、失敗を恐れずに挑戦し続けてきたからこそ、今があり、そして未来もつくっていける。その歩みを続けていくために錦城の4つの心は変わらずにあり続けます。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
昭和11年にゴム材料商社として大阪市内で創業。昭和37年、時代の変遷と共に現在の八尾市に工場を建設、その後本格的にメーカーの道へと大きく舵をきりました。昭和49年にはプラスチックボードドレーン工法という軟弱地盤の中の水抜きを行うために用いられる土木資材の材料メーカーとして土木事業にも着手。その後、設計から施工、管理までを行い、この工法において、国内では当社が唯一、材料メーカーであり施工会社というオンリーワンの立場を確立し、日本全国様々な土地づくりで貢献し続けています。
「ものをつくる」ことの楽しみは
自分たちがゴムの部品づくりを通じてかかわった製品、商品が世の中に出る時は自分たちのものづくりの価値がよくわかり、やってきて良かったと思えます。一方まだまだこれから!という段階の新たに開発していくようなものや、難易度の高い製品に関わる時、実現に向けてチャレンジしていくときはワクワクします。
作り手の想い -大切にしている考えや価値観-
進化と深化。新たな領域、分野へ知の探索(進化)と、とことん突き詰め探求(深化)すること。
そして情熱と勇気をもち、やり抜くこと。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
FactorISMに参加し続けること。一企業でできる目の前のこと、やるべきことというのは当然にして取り組みますが、「ものづくり」を継続的に引き継いでいくためには次世代の若い人、子供達に対して、ものづくりの魅力を知ってもらえる取り組みが必要ですが、それは一企業ではなかなか実現することはできません。
次世代の担い手に引き継ぐ以前に、今リアルにものづくりをしている私達自身がものづくりの魅力や価値、そして何よりその楽しさを改めて気付くことが、何よりも大事であり、それを体現できるのがFactorISMだと考えています。
そしてそこで自分達が気付き、体感したことを通じ、想いを持って継承していきたいと思います。