どんなものを作っていますか?
カネエム工業では、服や靴など広く生活に根差した商品に付いている金属パーツを製造しています。例えばジーパンについているジーンズボタンや、ポケット補強&飾りのリベット。例えば、靴の紐を通すところにある金属の輪っか(ハトメと言います)。他にも、カバンの底にある小さな金属の鋲など、言われてみれば「確かに!」というようなパーツたち。普段は気にも留めないものですが、実はそのようなパーツ商品も一つ一つ作られています。あなたの家にも、もしかしたらカネエムで作られたパーツがついた物があるかも?
会社を一言で表すと
【小さなデザイン商品開発のプロフェッショナル】
私たちが作っている商品は大きいものでもおよそ50mm×50mm×50mm以内です。
そのような小さな商品にも、微細な凹凸デザインや風合いのある色目など奥の深い世界が広がっています。
そしてなにより、私たちの一番の強みは小さな商品をデザインはそのままに量産できること。
街の中に当たり前にある服や靴、建築シート、車の部材等にさりげなく、でも存在感のあるパーツづくりを行っています。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
カネエム工業は靴の紐を通す輪っかである、“ハトメ”の生産からスタートしました。その後、ベルトなどに使われる金具の製造を始めたことがきっかけとなり、ボタンやリベットなど広くアパレルに使用される商品群の展開を始めました。当初から行っていた金属プレスに用いる金型に関しても、かなり早い段階から内製するようになっていきます。また、本来ほとんど外注加工となる場合が多い表面処理加工も内製化し、全社一気通貫でのモノづくりができるようになりました。近年も大手アパレルメーカーに使用していただける、デザイン×機能性商品を展開しており、日々パーツの未来をつくっています。多い表面処理加工も内製化し、全社一気通貫でのモノづくりができるようになりました。近年も大手アパレルメーカーに使用していただける、デザイン×機能性商品を展開しており、日々パーツの未来をつくっています。
「ものをつくる」ことの楽しみは
モノづくりの醍醐味は、なんといっても実際に手に触れられる“モノ”が出来上がることです。
材料から形を変え、色を変え、合体したり磨かれたり。弊社では量産品は機械のみで作り上げますが、金型に使われるパーツは機械だけでなく手作業も行います。手作業が入ると指先のちょっとした感覚が大事になってきますが、例えば一回の手加工でドンピシャリの精度が出たら、小さな喜びに繋がります。
作り手の想い -大切にしている考えや価値観-
3つの事業ごとにそれぞれ作っている製品や業界は異なりますが、作り手はみな経営理念である 「より良いものを、より良く」の精神でものづくりに向き合っています。
良いもの = お客様の指示どおりのもの を作るだけで満足するのではなく、それをより良くするためにどうするか?より付加価値を高めるために何をすべきか?を考えるのが私たちの仕事です。
お客様に喜んで頂ける製品作りを心掛け、品質に真摯に向き合い、ビジネスパートナーの方々と協力し合って安心して使える信頼性の高い製品作りを意識し、信頼されるものづくりを通じて皆さまのより良いくらしの一端を担い続けられるよう仕事に取り組んでいます。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
2019年の新社屋移転により、大幅な作業環境の改善を行いました。生産現場はもちろん、それ以外の空間も安全・安心で快適な職場を目指しました。
さらに、ハード面だけでなくソフト面でも大きく変化しました。就業規則や社内制度を時代に合わせてアップデートし、より働きやすい環境づくりを進めています。
今後はさらに待遇の改善などを進め、選び続けてもらえる会社を目指します。