どんなものを作っていますか?
フライパンをはじめ、鍋やヤカン、コップなど、数多くの金属製品を作り続けています。毎日使う身近な道具だからこそ、職人の技術と創意工夫を最大限に盛り込み、便利さだけでなく日常を楽しくするような道具づくりを目指しています。
会社を一言で表すと
一言で表すと、「家族で営む町工場」です。4代目社長を含む3人兄弟が、金型製造から製品加工、販売まで、すべての工程を一貫して行っています。普段からコミュニケーションを取り合える小さな工場だからこそ、日常を楽しくする革新的なものづくりが可能になります。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
1951年に創業し、2010年には毎月赤字で倒産寸前でした。そこから自社ブランドを立ち上げ、「アルミ製タンブラー」や「鉄フライパン」など、職人技術を活かした製品を販売開始しました。ターニングポイントは、2019年に発売した「フライパンジュウ」です。片手で簡単にスライドしてハンドルが着脱できる、お皿のようなフライパンが大ヒットし、代表的な商品となりました。
参加者に感じて体験して欲しいこと!
フライパンを作る工程をすべて見ていただきたいです。サークル抜き、ヘラ絞り加工(成形)、ハードテンパー加工(表面加工)、検品、梱包まで一貫生産しています。プレスの音や絞り加工の技術、職人が一つひとつ焼き入れるのを間近で体感できます。もちろん、撮影はすべて可能です。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
「人が作る、人が使う。だから、人を大切に。」という思いのもと、家族的で温かい社風を目指しています。職人の技術継承と育成については、すべての職人がすべての作業をできるよう日々努力しています。従業員数が少ない町工場なので教育に力を注いでいます。また、女性や若手が活躍できるよう、社員の平均年齢も32.7歳と若返っています。自分たちが作った製品を世界に発信し、世界中で使ってもらえるように、海外戦略にも力を入れています。