どんなものを作っていますか?
リベッティング・マシンと呼ばれる、ものづくりをするための工作機械を作っています。「カシメ」という加工をする機械で、モノとモノを接合する為の機械です。身近なものではハサミやフライパン、キャンプ用品等広く使われている技術ですので、きっと皆さんの身の周りにも「実は吉川鐵工の技術が使われている」というもので溢れていますよ。当社工場をご覧頂くと、家の中や街中で「あれもカシメ!これもカシメ!」とものを見る目が変わることも面白さの一つです。
そんな機械を当社では、自社で加工をしたものを自社で組み立てて最終製品としており、機械と人の技術を結集したものづくり企業です!
会社を一言で表すと
吉川鐵工は「つなぐ技術」のプロ集団です。”カシメ”というモノとモノを接合、つなぐことに携わって半世紀以上、累計では1万社以上で3万種類以上のカシメ加工をご支援して参りました。ただ、モノとモノだけでなく、工程と工程、人と人等あらゆる”つなぐことを担えるプロフェッショナル”を目指しており、今後も「つなぐ技術」のプロ集団となるべく、ひたむきにものづくりに向き合っていこうと社員一丸で成長しています。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
1960年に創業した当時は、カシメ加工を受託する会社でした。かつてカシメ加工はハンマーによる人の手で行っていた為大変な重労働であることから、独自で専用の機械を開発し現在の様な機械メーカーへと転身しました。
またパッケージング化された機械だけでなく、お客様のご要望に応じたオーダーメイドの生産設備を設計~製造までしてきています。そういった「お客様のご要望に応えることで今の吉川鐵工がある」と自負しているので、今後も多様化するニーズに応え続けることで、新たな吉川鐵工の歴史を刻んでいきたいと考えております。
「ものをつくる」ことの楽しみは
ものづくりって簡単な様で実はすごく難しいんです。普段何気なく使っているものでも、高度な技術が隠れていたり、100円で買えることも技術であり様々なノウハウが凝縮されています。
当社はお客様の生産設備に携わる為、あらゆる業界の様々なものづくりをご支援していますが、日々困難に直面しトライ&エラーを繰り返しています。ただそうした困難を一人ではなく周囲と協力し合いながら乗り越えることで、自分自身や会社のレベルが上がる音が聞こえます!
だからものづくりはおもしろくてワクワクすることに満ち溢れていてやめられないのだと考えています。
そうした普段は見られないものづくりの難しさとおもしろさを是非体感頂きたいです!!
作り手の想い -大切にしている考えや価値観-
当社では、バリューとして「Challenger」「Agile Performer」「Last Man」という3つを行動指針・価値基準として定めています。
Challenger…現状維持は衰退。常にアップデートし、お客様へ更なる価値を。
Agile Performer…正しく判断し、初動から機敏に。スピードは価値を生む。
Last Man…すべてを自分事とし、誇りを持てる行動を。一人ひとりが最後の砦。
というそれぞれ意味づけをしており、世の中に役立つことはもちろん大切ですが、どのように役に立っていくかを同じように重要視し価値基準としています。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
これまでは同じ人が同じ工程を長く担当するというスタイルだったので直近で多能化を推進しています。多能化することで、当社で培ってきた技術をより多くの人へ共有・教育し、弊社の技術継承を加速しています。また、これまで少なかった「人に教える」ことでより理解を深めたり、前後の工程を経験することでこれまでの工程への技術がより高まるという相乗効果も得られています。
さらに当社では生産設備を製造販売していることから、対お客様に対しても「脱属人化」という価値提供に取り組んでいます。労働人口が減少することは製造業でも忌々しき事態であり、当社としては機械化や自動化を勧めることでお客様の技術継承の一助ともなっています。