どんなものを作っていますか?
圧延機と呼ばれる機械を作っています。圧延とは金属をロールで押しつぶして伸ばす金属加工の方法です。機械の設計から製造までしています。
また、レーザーを使った加工のお仕事もしていて、レーザー加工とは金属に文字を書いたり、彫刻したり、色を出したりできます。
会社を一言で表すと
ものづくりが好きな人たちの集まり。
新しい発想やアイデアが社員同士の中で生まれてくる風土を持っている為です。
大切にしている事は「真面目に取り組む誠実な姿勢」「常に学ぶ事を大切にする謙虚さ」
モノづくりの歴史・ターニングポイント
初代 安岡辰之助が安岡機械工業所として創業し、煙草自動製造機やノシイカ2次加工ロール機などを考案し当社事業の礎を確立
2代目 安岡正豊が安岡圧延ロール機工業株式会社を設立、柏原工場を増設し、技術面では圧延機ロールに超硬合金を採用して現在でも本技術が活きている。
3代目 安岡正泰は柏原工場を増設し、大型の圧延機なども受注していく、またレーザー事業も開始して、社名を現在の株式会社ヤスオカとする。
4代目 安岡直樹が就任し、NC制御タークス圧延機を展示会に出展。またレーザー発色技術の開発に尽力し、ふるさと納税への採択や錫に対してのレーザー発色技術で特許を取得。
現在は補助金等を活用して設備投資を積極的に進めている。
「ものをつくる」ことの楽しみは
新しい物を作る時には大小さまざまな壁があり、うまくいかない事も多々ある。
それでも最良と思われる方法を模索していき、完成した機械や加工部品などをお客様が評価してくれた時には、大変だった事が報われたと思える瞬間です。
特に機械装置に関しては、多くの人が関わって、1つの機械が完成しますが、完成した機械が出荷していく姿や、お客様の工場で品物が出来上がっていく姿、それを使用しているお客様から喜んで頂ける姿が励みになります。
あと、単純に「ものづくり」が好きな人たちが集まっています。
作り手の想い -大切にしている考えや価値観-
ものづくりをしていく中では、考察→実行→やり遂げるという意識が大事と考えています。
やり遂げた結果、失敗しても次に次の技術につなげていく事がものづくり企業として大切な事。
新しい取り組みを進めるには、よく考えて、何を実施するかを決め、実行した結果をよく考える事が重要です。何事もそうですが、一人の力は微弱なもの。考える人たち(設計者)や実行する人たち(作業者)そして取りまとめる人たち(事務員や役員)が一丸となって、さらに言えば使用する人たち(お客様)や協力者(外注先や仕入れ先)がお互いの力を出し合う事で、大きな機械装置が完成します。
とは言え、一番大切にしている事は安全第一。体が資本です。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
FactorISMを通じて、ものづくりに対する興味関心を持つ若い世代が一人でも多く増えて、今後の事業を引き継いで行く継承者が引き継ぎやすい環境を構築していきたいと考えています。
現状では職人不足の感は否めないですが、退職した当時のベテラン職人にも応援に来ていただく事があり、作業員としてだけなく、機械設計の講習に来て頂いている方も居ます。
今後は中途採用だけでなく、新卒採用、ゆくゆくは高卒採用も視野に入れて採用活動に取り組んでいきたいと考えています。