どんなものを作っていますか?
木造の住宅を専門に、世代を超えて愛され続ける住まいづくりを目指しています。ライフスタイルが多様化している現在、住まいに求めるものはまさに十人十色です。家族と共に成長できる住まいや、庭に孫が遊べるブランコをしつらえたり、家庭菜園もできる広々とした庭をつくったり。そのような様々な想いに真摯に応え、そこに住まわれる家族が楽しく、和やかに暮らせる住まいづくりをサポートしたいと考えています。また、新築だけでなく耐震補強工事やリフォームも数多く手掛けており、住まいのことなら何でも相談でき、二代、三代にわたり末永くお付き合いしていただける工務店でありたいと思っています。
会社を一言で表すと
「つなぐ」という言葉になると思います。約40年の長きにわたり住まいづくりに携わっていますが、未だに当初のお客様からお声掛けをいただくことがあります。また、お客様が次のお客様を紹介してくれるということも。とてもありがたいことであると同時に、やはりこの仕事は「つながり」が何より大切だなと思わせられます。このようなお客様の輪を広げるために大切なのは、真摯により良い住まいづくりに向き合い続けること。工務店にとっては、完成してご家族が実際に暮らしている住まいというものが、一番のショールームです。ご親戚やご友人がその住まいを見て「私たちもここに頼もうかな」と思ってもらえる仕事をしたいと常々考えています。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
ターニングポイントといえるのは、約20年前ですかね。それは既存のお客さまからリフォームの依頼が増えた時期です。その依頼に応えるために耐震設計を行える体制を整え、施工では新築で培った大工さんの技術を活かし、我々の強みの加工場も活用できることを考えました。お客様のご依頼のお陰で、技術の幅が広がり、事業領域が拡大したと言えます。リフォームの依頼でも、我々が得意とする本物の素材で仕上げることを提案させてもらい、理解していただけるように努力しております。やっぱり本物の素材でつくり上げた住まいは、時を経るほどに味わいを増していくという経年変化の美も楽しめます。新しい領域の住まいでも私たちの仕事を通じ、その素晴らしさをもっと広めていければいいなと思っています。
「ものをつくる」ことの楽しみは
我々は、お客様のニーズを受け取って設計し、それを職人さんを一緒になってカタチにします。お客様、職人、我々が三位一体となって、関わった人たちが満足いくモノづくりができたときに一番ワクワクします。実は難しいニーズの方が、その喜びは一入であります。
作り手の想い -大切にしている考えや価値観-
家づくりには、かかわる人たちの“生きざま”が表れるものです。それを感じていただくためにも、ファクトリズムでは、普段なかなか触れることのない大工さんの技術、無垢材という材料、そして私たちの想いを知ってほしいと思います。これをきっかけに、家づくりのことを何でも気軽に相談していただけると嬉しいですね。住まいづくりを通して、末永いお付き合いができることを願っています。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
大工不足をはじめ、伝統技術を有した職人不足は社会問題であります。特に弊社は木造住宅の専門なので、大工の育成は火急の課題であります。そこで我々は20代の大工を社員大工として雇用しました。弊社の出入りの大工は40代がメインで職人の世界ではまだまだ若手がそろっていますので、その方々の力を借りて、若手の育成に力をいれています。