シルバー

所在地 大阪府八尾市北亀井町2-7-15(亀井工場(本社))
大阪府八尾市南植松町4-14(太子堂工場)
TEL 072-991-2111
ホームページ https://silver-yao.co.jp

代表取締役社長 平松 直人

どんなものを作っていますか?

「電磁ポンプ」の研究・開発・製造を行っています。電磁ポンプとは、銅線を巻いたコイル部品を中心に20以上の部品で構成され、灯油や油、水などの液体を電磁気的な力で移送する製品です。例えば、石油ファンヒーターでは、この電磁ポンプがタンク内の灯油を連続的に一定量移送することで燃焼につながっています。他にも、温水洗浄便座や石油給湯器といった、皆さんの暮らしのさまざまなシーンで活躍しています。

         

会社を一言で表すと

一言で言うと、真面目で古風な会社です。メーカーと新製品を研究開発するのに、徹底的にトライ&エラーを繰り返し、細かなところまでこだわったものづくりを行っています。これは、家庭で使う火に関係する製品なので、安全にはこだわり抜いているためです。日本の昔ながらのものづくりを、日本人の気質をもって行っている会社です。

モノづくりの歴史・ターニングポイント

当社はもともと鋳物・金物製造から始まり、今年で98年になります。ターニングポイントは、世界で初めてガラス繊維を使った「石油コンロ用のガラス芯」を開発したことです。この研究開発のノウハウを活かしたのが電磁ポンプです。当初はコストと技術力のバランスが難しく、採算が取れませんでしたが、「現場の意見を尊重したモノづくりをしよう」と、悪い知らせでも正直に報告できる雰囲気づくりから始めたことで、トラブルが減り、利益率も上がり、工場内の雰囲気も穏やかになりました。社員みんなで「正直なものづくり」を続けていきたいと思っています。

参加者に感じて体験して欲しいこと!

電磁ポンプの心臓部、電磁コイルをつくる巻線工程にぜひ「注目」してください。12個のコイルボビンが機械に自動で並び、銅線が機械の手で正確に巻き付いた瞬間、一斉に回転を始め、巻線がスタートします。電磁コイルが美しく巻き上がっていく様子は、目が離せないほどの迫力です。手作業では到底かなわないレベルの「技術の芸術」を楽しんでください。

「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること

「人に左右されないものづくり」を目指しています。特定の人しかできない工程をなくすため、部品の共通化や、一人が複数の業務をこなすスケジュール管理を行っています。また、設備のアップデートを行い、作業者の負担を軽減しています。その一つが電磁ポンプ組立ラインの自動化です。完全に自動化することはできませんが、より良いものをつくるため、できる限りロボットの導入を進めています。その他、就業規則や社内制度を時代に合わせてアップデートし、より働きやすい職場環境づくりを進めています。

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