どんなものを作っていますか?
全国各地から仕入れた果物でジャムを製造・販売しています。アパレルブランドのオリジナルジャムや、高級ホテルの朝食にも採用されています。カフェショップでは、ジャムを練り込んだジェラートも製造販売しており、壁に設置された小窓からは製造風景を見ることができます。
会社を一言で表すと
アットホームな会社です。休憩中はいつも笑い声が聞こえ、楽しいことを生み出そうとするスタッフが多いのが特徴です。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
先代が、顧客への贈り物として作り始めた手作りジャムがきっかけです。その後、約20年にわたり楽天市場店と直営店舗、百貨店で実績を積み、2023年にはカフェショップ併設の工場を設立し、新たな可能性に挑戦しています。現在、ショップでは、同じ堺の産業である注染で染めたオリジナルの手ぬぐいや、残渣から抽出したオイルを使用した石鹸なども販売しています。今後は工場見学やワークショップなどを通じ、地元の人々とより良い暮らしを共有できるよう取り組んでいます。
参加者に感じて体験して欲しいこと!
イベントの時だけでなく、その先で商品に出会った時や食べる瞬間に思い出してもらえるようなイベントにしたいです。果物の皮を剥き、大きな窯で炊き、検品し、ラベルを貼り、梱包、出荷するまでを見学し、工場の音や匂い、できたてのジャムを味わうフルコースを楽しんでいただきたいです。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
ものづくりというと、作り手(職人)だけに目が向きがちですが、作ったものが売れなければ継続できません。作り手だけでなく、売り手、伝え手がチームになり、それらを統括して初めて継続的なものづくりが可能だと考えています。生産性の向上は常に重要ですが、自分たちらしいものづくりのために非効率な工程が必要なら、売り手や伝え手がそれを価値に転換できるようなチーム作りや仕組みづくり、そんな体制づくりに邁進していきます。