どんなものを作っていますか?
各種工業用金網、フィルター加工品、パンチングメタルの製造・販売を手掛けています。堺工場では、通常加工が難しいとされる、板厚より小さい孔径や小さい骨のプレス加工を、長年の技術改良により「スーパーパンチング」として実現し、高耐圧、高耐久、長寿命の製品を生み出しています。パンチングメタルは、機械や装置のカバー、選別機(ふるい分け)、エアフィルター、排気マフラー、断熱・保温パネル、装飾品など、さまざまな場面で利用されています。
会社を一言で表すと
「社員の挑戦空間」です。社員が挑戦する姿勢に対して、会社は常に全力でサポートします。失敗を次の課題と捉えることで社員の成長にもつながります。「できない」ではなく「どうすればできるか」を考え、「こうすればできます」と言った提案ができる意識を常に持って行動しています。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
1895年の創業当初は、手作業で籠やふるいなどの金物製品の加工を手掛けていました。その後、社会インフラ向けの金網製造事業が主でしたが、1967年の明石工場の新設とプレス機の導入、さらに1970年代後半の自動タレットパンチプレス機の導入により、パンチングメタルメーカーへと変わるきっかけとなりました。その後、2007年に堺工場が開設され、「スーパーパンチング」をはじめとするさまざまな製品が開発されました。
参加者に感じて体験して欲しいこと!
約60年前に製造された機械を今でも大切に使い、パンチングメタルを作っています。古い機械が並ぶ工場の雰囲気や職人の技術力、油の匂いや鉄板の質感、穴が開いていく音や振動など、五感でさまざまに感じることができます。その中でも、機械や製品に「触れて」パンチングメタルの制作を体験し、楽しく学んでほしいです。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
人材育成のため、外部から講師を招き、毎年テーマを変えてさまざまな研修を行っています。また、各チーム内で個人別の年間目標を立てて、チーム単位で訓練も行っています。「Hole Solutions Company」として顧客の課題を解決し、300年企業を目指して未来に向けて成長・発展し続ける会社を目指しています。