どんなものを作っていますか?
プラスチック製ボタンにはさまざまな素材がありますが、その中でも製造数の多くを占めるポリエステル樹脂製のボタンを製造しています。ポリエステル樹脂ボタンは変幻自在な特性があり、水牛調、貝調、ナット調など、天然素材のような風合いをデザインできます。ワイシャツやジャケット、スーツなど、皆様の洋服のいずれかに当社のボタンが付いているかもしれません。
会社を一言で表すと
「こだわりと進化を求めて」。創業以来一貫して「Made in JAPAN」とポリエステル樹脂という素材にこだわったものづくりを続けてきました。全く異なる天然素材の風合いを表現できるというこの素材の可能性に魅了され、研究を重ね、表現力の幅を広げてきました。現在も、顧客の要望を形にできるよう、彫刻や異素材との組み合わせなど、加飾技術の向上へと進化を続けています。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
創業当初は、地域産業の一つでもあった本貝ボタンの製造業を営んでいましたが、天然資源量に限界が来ることを予測しました。そんな折、ポリエステル樹脂メーカーとの縁があり、ボタンに適した樹脂配合などの共同研究を重ね、天然素材に代わるプラスチック製ボタンの製造へと移行しました。ポリエステル樹脂ボタンが、プラスチック製ボタンの中で最も普及する素材となった背景と共に、当社も成長してきました。
参加者に感じて体験して欲しいこと!
液状の樹脂の配合からボタンの形になるまで、一貫した製造を行っています。柔らかい樹脂素材から硬いボタンになり、滑らかな手触りへと変わり、皆様に馴染みのあるボタンに仕上がっていきます。その製造工程を順に巡っていく中で、ぜひ「触って」感じ取っていただきたいです。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
時代の流れを読み取り、当社ができる挑戦をし続けることです。例えば、工場に併設している小売店舗「ボタンのTSUKASA」です。ここでは、当社のボタンだけでなく、ボタンだけではない形のものづくりとして製作したピンバッジやブローチなどのアクセサリー雑貨も手掛けています。