どんなものを作っていますか?
「木の魔法使い」として、5軸CNCという木工機械と手仕事を融合させ、空間にぴったり合う一つだけのオーダーメイド家具(オフィス壁面什器、店舗什器、住宅家具など)を作っています。木で表現する優美な曲線デザインは得意分野です。18センチのヒノキの湯玉「森の満月」や、東大寺に奉納した2メートルほどの球体オブジェも手掛けています。
会社を一言で表すと
「木の魔法使い」である私たちは、魔法はすぐには使えません。実は「おはよう!」「ピカピカ!」「スッキリ!」と、挨拶、整理整頓、清掃を日々続けるのが秘訣です。最新の5軸CNCと熟練の手仕事で、空間にぴったりのオーダー家具や曲線美、時には巨大な球体まで生み出すのは、仲間や顧客の「ちょっとしたこと」に気づく、地道な努力の積み重ねを大切にしているからです。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
1974年、風呂屋の湯桶作りからスタートしました。2019年には5軸CNCという機械を導入し、ヒノキの湯玉「森の満月」がクラウドファンディングで大ヒットしました。この製造過程をデジタル化したことで、「学生に働きたい企業賞」も受賞しました。東大寺へのオブジェ奉納や、2025年大阪万博の「リボーンチャレンジ」への出展も実現するなど、伝統と革新の二刀流で、これからも感動を届けていきます。
参加者に感じて体験して欲しいこと!
栗原木工の魔法を五感で体験してほしいです。まずは「見る」。5軸CNCが木を削り出す、まるで魔法のような光景にワクワクすること間違いなしです。職人の手仕事にもご注目ください。次に「触れる」。滑らかに磨かれた木の肌は、温もりと安らぎを与えてくれます。最後に「香る」。ヒノキなど、木材本来の爽やかな香りが、まるで森の中にいるかのような心地よさをもたらします。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
未来へ技術をつなぐため、「魔法の弟子」たちを育成中です。図面ではなくiPadで工程をデジタル管理することで各自の役割を明確にし、見て真似るだけでなく「まずはやってみる!」と行動を促す、チームで協力してものづくりを進める環境を作っています。しかし、一番大切なのは「凡事徹底」という地味な魔法の基礎訓練です。元気な挨拶、整理整頓、清掃など、小さなことにも気づけるようになることが、真の「木の魔法使い」への道だと信じています。