どんなものを作っていますか?
オフィス家具の部品やコンビニレジの外装など、身の回りにある様々な製品のプラスチック部品を数多く生産しています。近年は環境配慮型の素材や、その素材を活用したエコ商品を開発、製造しています。代表的な製品は廃棄ホタテ貝殻を活用したヘルメット「ホタメット」です。
会社を一言で表すと
Revision / 再創造
我々は常により良い物を作るために改善を続けてきました。現状を疑い、改善ポイントを見つけ出し、生産性を向上させるこの取り組みは、会社全体に根付いています。新製品を考える際にも、世の中の常識に疑問を持ち、決して現状の枠にとらわれることはありません。さらに、「こうあって欲しい」「こんな世の中にしたい」という想いを込めることで、新製品が次の世の中の常識を創り出すことを目指しています。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
創業当初、自動車部品や炊飯器などのプラスチック部品を大阪市内の小さな工場で製造していました。事業拡大に伴い、東大阪に移転し、多様なプラスチック部品の生産を開始しました。現在、我々は「社会課題の解決」を目的にモノづくりを行っています。そのきっかけは、新型コロナウイルスによる医療物資不足でした。当時、全国で医療防護具が不足する中、フェイスシールドを製造し、全国の病院に寄付しました。この経験を通じて、製造業が社会に直接役立つことを実感し、社会課題の解決に注力するようになりました。
「ものをつくる」ことの楽しみは
「ものをつくる」ことの楽しみは、考え、手を動かすプロセスそのものにあります。まず、アイデアを練り、計画を立てる段階で創造力が刺激され、ワクワク感が生まれます。そして、実際に手を動かして形にしていく過程は、達成感と満足感を与えてくれます。計画通りに作り上げることができた時の喜びは格別です。しかし、その楽しみはそれだけでは終わりません。誰かがその作品を使って助かったり、役立ててくれたりする瞬間、ものづくりの真の喜びを感じることができます。この一連のプロセスは、単に物を作ることに留まらず、人々の生活に貢献し、喜びをもたらすことができるという点で、ものづくりの醍醐味といえます。
作り手の想い -大切にしている考えや価値観-
私たちは「作る、守る、進化する」の3つの言葉を大切にしています。ものづくり企業として、まず「作る」ことにこだわりがあります。製品一つ一つに対する情熱と細部への注意を惜しまず、最高の品質を追求しています。次に、誰かを「守る」ための製品づくりを心掛けています。安全性や使いやすさを最優先し、利用者の安心と満足を目指しています。そして、「進化する」ことを常に追求し、常識にとらわれず、製品やサービスを再創造することで新たな価値を生み出します。この3つの要素が我々の根幹を成し、日々の活動において大切にしている考えや価値観を象徴しています。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
ものづくり業界は、製造効率を重視するあまり、働く人々の環境整備が遅れ、若者にとって魅力のない業種となりつつあります。そこで、我々は職務スペースのリニューアルによる改善だけでなく、働きやすい制度の拡充にも力を入れています。さらに、人が集まりやすい環境を作るために、植樹を行い、外観をリニューアルしました。まずは若者が集まりたくなるような環境を整えることが、ものづくりを次世代に引き継ぐための一番の近道だと考えています。更には工場見学会を通じて、ものづくりの魅力を発信し、業界全体の活性化を目指しています。