どんなものを作っていますか?
転換期は84年の中で3回ありました。1946年菓子問屋から金平糖製造卸売業に転換した時期。観光サービス業の始動期。先の少子化による人口減少を危惧し、大量生産は価格競争の始まり。金平糖独自の製造工程や歴史文化の面白さをお伝えして、金平糖の価値を高めていこうと、2003年コンペイトウミュージアムを開設。2014年末女性社長就任。化粧品やグッズ展開の開始。砂糖の悪のイメージを払拭する為、弊社製造の粉糖を添加し、砂糖の保湿効果を謳ったシュガラブリン石鹸、リップを考案。オリジナルのゆるキャラや漫画、グッズ制作へと展開中。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
モノを作るって、作る段階のことだけではなくて、妄想・想像の時間ってとっても大事で、無限の可能性が広がるし、でも考え出すと出ないもので、アイデアがぽんって浮かんだり、降ってくる時はめちゃめちゃ興奮するし、作品としてできあがった時には拘ったり、難しさがあった分だけの愛おしさがあって、嬉しいものです。そして、美味しい!面白い!まずっ!きれい!かわいい!色々な反応を直接いただけるのはとても有難い環境で励みになりますし、改良とか新商品考えようとか更なるモチベーションに繋がっています。
「ものをつくる」ことの楽しみは
安全安心なお菓子をお届けすることは勿論、金平糖は単なる砂糖の塊ではなく、良質なグラニュー糖を使用し、製造工程に2週間かけて大切に、丁寧に作ることで、あの凛としたツノと宝石のような輝くツヤを生み出し、その美しさが他社との差別化にも繋がっていると自負しております。モノづくりの上では、「ユニークでオリジナル」『ワクワクドキドキ』『金平糖は夢と希望』といったコンセプトを大切に、金平糖を通して、みなさまに少しでもハッピーな気持ちになって貰えたら私たちも嬉しいです。
作り手の想い -大切にしている考えや価値観-
製造業では価格競争に走りがちですが、ユニークでオリジナルな製品開発・商品企画をすることで不可価値高い商品が生まれ、利益を生み出すことでスタッフの処遇や環境の改善に努めることができるようになり、健康経営にも取り組むことで、いい職人が永く働いてもらえるような仕組みを作っています。また、昔は先輩職人の背中を見て、技術を盗む的な感じでしたが、現在はできるだけ新人さんには言語化、または、マニュアル化できるようにしています。今後は外国の方や女性の職人さんを是非育てたいです!!
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
「ワクワクドキドキがいっぱい!」の会社です。ミュージアムでは、他にはない金平糖づくりのワークショップで、お客様にワクワクドキドキしていただきます。そして、働くスタッフも、キャラクターや漫画づくり、いつもいろんなチャレンジをしてドキドキワクワク!製品づくりでも、毎回みんなが気軽に意見を出し合い、アドバイスしあえるような会社です。モノづくりが好きな社員も多く、堺のミュージアムには、こういった社員の作品も展示しています。また、健康経営にも力を入れていて、みんなが健康で働きやすい環境づくりを行っています。