どんなものを作っていますか?
皆さんの身の回りにあるさまざまな製品に組み込まれているゴム部品を、年間で数千種類も製造しています。また、誰にとっても優しい空間作りを目指して開発した、視覚障がい者向けの歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」や、ガラスのように見えるシリコーンゴム製のグラス「KINJO JAPAN」シリーズを開発し、大きな反響と話題を呼んでいます。土木事業では万博会場用地「夢洲」の地盤改良も手掛けるなど、製品や技術はさまざまな場所や皆さんの身近なところで活用されています。
会社を一言で表すと
「現状維持は退歩である」という考えのもと、私たちは素直、謙虚、情熱、勇気という「4つの心」を大切に、日々取り組んでいます。人を大切にし、人の心こそが何よりの源であるという考え方で、長年にわたり真摯にものづくりに向き合ってきました。現状に満足することなく、失敗を恐れずに挑戦し続けてきたからこそ今があり、そして未来もつくっていけます 。その歩みを続けていくために、錦城の「4つの心」はこれからも変わりません。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
1936年にゴム材料の商社として大阪市で創業しました。1962年、時代の変化とともに現在の八尾市に工場を建設し、メーカーの道へと大きく舵を切りました。1974年には、軟弱地盤の排水に使われる土木資材「プラスチックボードドレーン工法」の材料メーカーとして土木事業にも着手。その後、設計から施工、管理まで手掛け、この工法におけるリーディングカンパニーとして、国内のさまざまな土地づくりに貢献し続けています。
参加者に感じて体験して欲しいこと!
ゴムと聞いて皆さんが想像するものはどんなものでしょうか。ゴムといってもさまざまな種類があり、その感触はそれぞれ違います。同じゴムでも、金型に入れる前と製品になった後では感触が全く異なります。変幻自在に変化するゴムという素材に実際に触れて、その奥深さを体験してほしいです。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
「ものづくり」を引き継ぐために、FactorISMに参加し続けています。ものづくりを継続的に引き継いでいくためには、次世代の人や子どもたちに、ものづくりの魅力を知ってもらう必要がありますが、それは一企業ではなかなか実現できません。次世代の担い手に引き継ぐ以前に、今リアルにものづくりをしている私たち自身がその魅力や価値、そして楽しさを改めて気づくことが大事であり、それを体現できるのがFactorISMだと考えています。