どんなものを作っていますか?
ドイツ製のマシニングセンターや国産のNCルーターなどの工作機械を駆使し、人の目と手で丁寧に加工することで、機械と手仕事が融合した木製椅子やソファを製作しています。人件費の安い海外製品が多い中、メイドイン大阪・門真での一貫生産と価格以外の付加価値で勝負しています。
会社を一言で表すと
「器用貧乏」です。海外製品の流入により、椅子はこの国では安く買われることが多く、営業部門も弱いのが現状です。しかし、限られた予算と条件の中で、さまざまな椅子やソファを作っています。スタッフはものづくりや椅子づくりを愛しており、彼らが作る素晴らしい椅子が、次のリピート注文につながっています。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
小泉内閣のときの首相官邸建て替えの際に、官邸の椅子のほとんどを製造しました。しかし、大手の商社の下請け工場として、会社名が表に出ることはありませんでした。それでも、テレビで官邸のニュースを見るたびに、その実績の誇りを胸に秘め、今日も椅子を作り続けています。
参加者に感じて体験して欲しいこと!
木工機械の大きな音が響き、木の匂いが充満した工場で、椅子の製造工程を最初から最後まで見ることができます。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
社会に向けて私たちの存在を発信しています。インスタグラムで工場の様子を公開しており、フォロワーは5,000人になりました。同業者も見ていますが、インスタグラムやホームページを見て若い人が関心を持ってくれればと考えています。