オフィス什器にこめる“河内品質”
Craft workersの誇り

46_河内鉄工所

所在地 大阪府堺市堺区北庄町3丁1-17
TEL 072-221-4455
ホームページ http://kawachitekko.com

代表取締役 河内 修

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記者からのおすすめポイント

名立たる大手オフィス什器メーカーのモノづくりに携わる河内鉄工所。私たちの身近なところにある椅子や机の一部が、ココから生まれています。“河内品質”と名付けるほど品質に誇りを持つ同社。高難度のモノづくりも高品質で仕上げ、私たちの生活に根付いた製品につなげています。その自慢の品質を、皆さんの目で確かめてください。

どんなものを作ってる会社?

私たちが手掛けているのは、皆さんが日頃使っている椅子や机などのオフィス什器。それらのパイプ加工を長年得意とし、難易度の高い加工も可能にする技術力と品質管理を誇っています。お客さまには、イトーキ様、オカムラ様、プラス様など大手メーカーもずらりと並んでいますので、皆さんの職場や学校でも使われているのではないでしょうか? さらに最近では、自社製品の開発にも力を入れ、加工屋だけでない河内鉄工所を目指しています。

         

ココに釘付け!

モノづくりというと、プレスや溶接など、「ザ・モノづくり!」とわかる作業が注目される仕事ですよね? もちろん当社でもそれらの仕事はとても重要。しかし、当社の大きな特徴の一つは、「品質管理」なのです。受入検査・工程内検査・出荷検査といった工程内で3回の検査を行い、不良品の流出防止に努め、不適合品が出た場合も、「なぜそうなったのか?」原因を追究し再発防止策の実施や社員のスキルアップに努めています。当社程の規模で、こういった検査体制を取り、三次元検査機も導入している企業はなかなかありません。私たちがここまで品質担保にこだわる理由は、モノづくりにおいて「商品自体がセールスパーソン」だから。良い商品を納品すれば、営業活動をしなくても仕事につながる。そんな当社の“河内品質”をオープンファクトリーでじっくりご覧ください。

モノづくりの歴史・ターニングポイント

当社のスタートは1949年、オートバイの部品製造から。その後、老舗家具メーカーの仕事を引き受けるようになって、家具製造の土台が出来上がり、現在もお付き合いのある大手メーカーさんの仕事にもつながっていきました。その中には、300万台売れた伝説の椅子のプレスや溶接も。当時からパイプ曲げ、溶接、プレスの3本柱でモノづくりを行っていましたが、バブルが崩壊するくらいのタイミングでレーザー加工機を導入して、さらに幅が広がりましたね。しかし、レーザーを導入した当時は、まだまだ技術が追い付いていない状態。その中で難しい注文をいただいて、機械メーカーさんに相談しながら、なんとかかんとか仕上げていました。今では銅板・アルミ・木のレーザー加工を得意とし、多種多様な製品につながっています。私が社長となってから8年余り。様々な施策を行い、社員全員でスクラムを組む体制も出来上がってきました。今後もこれまで続いてきたお客様との信頼関係を大切に、社員一丸となって邁進していきます。

これから見据える未来

将来的に、「売り上げの1割が自社商品になったら面白いな!」と考えています。そう考えるきっかけとなったのが、コロナ禍が始まったばかりの頃に自社で開発・製造した消毒液の足踏みポンプ。たまたま得意先の方から、そういった製品をつくられないかと打診され、つくってみたものが、今や堺市役所をはじめ、全国で520台ほど納品させていただきました。しかも、得意先メーカーのカタログに掲載していただいたことが大きな喜びでしたね! 製造している社員も、自分たちの仕事を見える化できたことがやりがいにつながったようです。このことをきっかけに、現在は製造だけでなく事務職も含めて全社員の公募で、自社商品のアイデアを募集しています。すでに現時点で30個ほど集まり、みんな積極的にチャレンジしてくれています。

会社を一言で表すと?

カッコ良く言えば「Craft workers」ですね。当社は、ありがたいことに大手企業からのオファーが多く、試作品からつくることも多い。そうすると新しい加工方法なども試行錯誤試すことができるわけです。難しいと言われていたものも、当社の職人たちがビシッと仕上げてくる。やっぱりそれは、これまで培ってきた経験値ですよね。たくさん失敗して、たくさん考えて、それが職人一人一人の技術の引き出しになっていくわけです。だから私たちは、Craft workers。単なる大量生産ではなく、手工芸的な仕事で私たちにしかできない仕事をしています。

つくり手の想い・伝えたいこと

社員みんなに伝えていることは「100円で受けた仕事も、120円で出せるような仕事をしよう」ということ。例えば、加工した製品の手触りがザラザラする。お客様からは指示されていないけど、面取りしてキレイに仕上げよう。そうすると反応自体は返ってこなくても、リピートという形で次の仕事につながっていきます。もしそれを、安い仕事だからと80円くらいの気持ちで納品したとします。そういう仕事に限って、クレームにつながるわけです。だから一人一人が、値段以上の気持ちでモノづくりに励んでいます。ファクトリズムでは、そういった丁寧な職人技も楽しんでほしいですね。