工場内の課題を解決!
一貫体制でつくる幸せのモノづくり

60_関西貿易

所在地 大阪府堺市中区土塔町2158-1
TEL 072-230-3987
ホームページ http://www.kansaitrading.co.jp

代表取締役 森 勲

工場見学・ワークショップ

タイムテーブルから予約する

記者からのおすすめポイント

巨大なアームの溶接機や、鋼材を1mm単位で切断し続ける機械etc. 3次元の図面から各種加工、そして塗装や設置工事まで一気通貫でモノづくりを行う関西貿易には、モノづくりの川上から川下まで担う機械たちがズラリと並んでいます。「貿易」の社名に誤解するなかれ。全力でモノづくりを楽しむ同社で、皆さんも「楽しい!」を実感してください。

どんなものを作ってる会社?

私たちがつくる製品が活躍するのは、主に「工場の中」。受注生産で、農機具メーカー様をはじめとした様々な工場内の搬送装置や搬送台車といった機械設備を製作しています。具体的には、搬送用のパレットや台車、200トンプレス試作機、作業台、刻印機など多種多様。例えば、台車などお客様の製品を運ぶものをつくる際は、企業秘密になるような製品自体の詳細データをお客様から渡していただきます。これは、お客様から全幅の信頼を寄せていただいている証なのです。

         

ココに釘付け!

私たちの強みは、企画・設計から塗装も含む製造、施工まで一貫体制が整っていること。まず、お客様のぼんやりしたイメージを丁寧にヒアリングし、培った経験と知識でそのイメージを3D図面に起こしていきます。納期が迫っているもの、形状が複雑になるものなどなど、お客様の困り事は様々。お客様は私たちに依頼に来るのではなく、“相談に来る”ことで、困り事を解決しています。これも一気通貫の体制だからできること。なかには、配送するときに便利にしたいという要望で、ロボットのようにワンタッチで折り畳める仕様の台車を製作したこともありますよ。数量も、試作の1台から数100台まで。現地で据付工事や改装工事も可能なため、大手メーカー様からも多くの引き合いをいただいています。

モノづくりの歴史・ターニングポイント

社名に「貿易」と付いているので、疑問に思う方も多いようですが、これは創業当時、私が一人で貿易会社をしていた名残。現在は、完全にモノづくりの会社に切り替わっています。大手メーカー様とのご縁があって、機械設計・製作事業の方に切り替えたのですが、本腰を入れようと私の考えにスイッチが入ったのは、2005年に発生したJR福知山線の脱線事故がきっかけでした。あの悲惨な大事故では、近くの会社が操業を止めて救出作業を手伝っていたんです。いつも自分たちが使う道具を使って、鉄道のドアをどんどん切り開いていく。レスキュー隊も足元にも及ばないくらいの活躍だったと言います。その話を聞き、「これこそが企業の在り方ではないか」と製造業にのめり込んでいきました。これが当社のターニングポイントになります。その後も、人とのご縁で大手メーカー様との取引が増え、大手からも認められる品質を備えた専門メーカーに成長することができました。

これから見据える未来

『すべてが幸せになるための会社づくり』を経営理念として、“働いている時間が楽しい会社”を目指しています。週末の休みのためだけに、平日は嫌々仕事をするって、おかしいと思いませんか? 働いている時間の方が長いわけですから、楽しく働くことができれば、人生面白いですよね? そしてそれは、お客様も一緒。お客様は大手メーカーがほとんどですが、メーカー様は納期や性能で大きなプレッシャーがかかっている。夢のある製品をつくっている会社の皆さんの、そういったプレシャーを少しでも私たちが支えられたらいいなと。「すべてが幸せになるため」のモノづくりを通して、それを実現していきたいですね。

会社を一言で表すと?

未来のところにも通じることですが、「明るく楽しく仕事しよう!」ということを毎朝の朝礼でみんなに伝え、唱和しています。いろんな会社を見ていますが、やはり雰囲気が明るい会社は業績もいいんですよね。当社は、社員みんな仲が良いのが特徴で、日本人だけでなくベトナム人も一緒にオフの時間も共有しています。食事に行くのはもちろん、サッカーもよくみんなで楽しんでいますね。私が言うのもなんですが、社長や役職者とか関係なく、気を使わないフラットな関係性が築けていると思います。だから、会社を一言で言うと「明るく楽しい会社」ですね。

つくり手の想い・伝えたいこと

“製品は生きている”というのが私たちの考え。同じものをつくっても、つくり手の想いがこもっているかどうかで、製品の寿命すらも変わると思っています。私たちがお客様に喜んでもらおうと思ってつくると、製品がお客様のもとに行ってからも、お客様が喜ぶように働いてくれる。変な話だと思うかもしれませんが、やっぱりそうなんですよ。そうやってお客様のもとで製品が活躍してくれるということは、製品自体が営業してくれているようなもの。そうやって、お客様との信頼関係も生まれてくるわけです。見た目にはわからないけど、込めた想いは、必ず製品に宿っています。皆さんにも、そんなモノづくりを伝えられたら嬉しいですね。

協賛パートナー

コラボレーションパートナー

メディアパートナー

クリエイティブ監修

共催

後援

協力