どんなものを作っていますか?
これまで、顧客から依頼を受けて、店舗什器やオーダー家具、障子などの建具を主に製造してきました。最近ではtsumiki家具や建具の入った雑貨など、オリジナル製品も製作しています。製作の際に出てしまう端材も、木から貰った大切な命と考え、最後まで活かしきることを目標に、カンナ屑や木の粉などの染色や小さな雑貨製作も進めています。
会社を一言で表すと
会社を一言で表すと「木工一筋20年」、社長を一言で表すと「木工一筋50年」となります。長年、木と共にやってきました 。一人から始まり、もともと職人であった家族が集まって今の形になりました。最近では若手の職人も増え、日々技術向上に努めています。会社は家族と考えており、難しいことも楽しいことも分かち合い、とにかく話し合い、相談し、コミュニケーションを取ることを大切にしています。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
2003年に創業し、主に店舗什器、オーダー家具、建具などを長年製作してきました 。2020年のコロナ禍が、私たちの考え方を一変させました。世界が停止し、これまで感じたことのない不安を感じ、経営にも影を落としました。現状を続けることの難しさを感じ、新しいことに挑戦する必要があると強く考えました。現在はオリジナル商品を製作したり、他業種との縁もいただき、商品開発を進めています。
参加者に感じて体験して欲しいこと!
工場内には木を切断する機械、表面を研磨する機械など、数種類の機械を設置しています。これらを使用し、一枚の板が職人たちの手によって、どのように変化していくのかを見ていただきたいです。木の粉が舞う中で、次第に形を変え、依頼された製品に仕上がっていく工程を見ていただけたらと思います。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
職人は、手取り足取り教えたり、教科書を元に学んだりするわけではありません。黙って後ろから「見て」学ぶ、技術を盗むのが昔の話です。職場内で円滑なコミュニケーションが取れていれば、一緒に動き、分からなければ相談し、共に解決し、より良いものを創っていくことは、次へつなげる大切なことです。未来のメンバーが集まってきやすい職場環境を整えています。