どんなものを作っていますか?
一つ目のプレス加工は、主にEVなどの環境対応車の部品や身近な文房具の部品を製造しています。二つ目のろう付け加工は、接合強度や気密性といった強みで、ガスや液体、高負荷が加わる部品の相談を多くいただいています。無線機器事業では、自社開発のデータロガー「Logbee」を販売しており、温湿度やCO2濃度などの環境データを遠隔監視するシステムです。
会社を一言で表すと
大阪八尾の“Cool Factory”「かっこいい工場」です。管理力、設備力、加工技術や商品開発力といったさまざまな強みがありますが、その源泉に創業以来受け継がれてきたチャレンジ精神があります。経営理念の「より良いものを、より良く」にも通じる、常に一歩前進の姿勢で挑戦し続けてきたことで顧客に選んでいただいています。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
1962年に現社長の祖父、中西由尚が創業しました。当初は旧枚岡市の地場産業である線材加工を手掛けていましたが、時代の流れを見据え、工場を拡張しプレス加工事業に参入しました。その後、プレス部品の付帯加工として炉中ろう付けを手掛けるようになりますが、当時の炉は創業社長の手作りだったそうです。以来、60年以上にわたり顧客の価値創造を支援してきました。
参加者に感じて体験して欲しいこと!
最大300トンまでの迫力あるプレスを「見聞き」し、最大1100℃にもなる無酸化雰囲気炉の熱気を「見て触れて」感じてほしいです。また、それぞれの環境をデータ化し、多様な計測が可能な無線機器「Logbee」を「見て」いただくことで、大量のデータが製造現場を陰から支えている様子を体感していただきたいです。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
ものづくり人口を増やすための活動を密かに意識しています。FactorISMもその一環ですし、「みせるばんど」も音楽を通してものづくりの魅力を伝えるために活動しています。子どもたちは知らない未来は選べないため、まず私たちの世界を知ってもらい、興味を持ってもらうための情報発信を継続していきたいです。