どんなものを作っていますか?
プレス加工は主にEV など環境対応車の部品や、皆さまにも身近な文房具の部品を製造しています。プレス加工は圧力で金属を変形させるいわゆるローテク加工ですが一方で次世代のハイテク産業を支える欠かせないものです。
ろう付け加工は金属と金属を接合する溶接加工の一種で接合する部品同士を溶かさないことが特徴です。
接合強度や気密性、高精度部品への使用が可能といった強みを活かして様々なものづくりに貢献しています。
会社を一言で表すと
「大阪八尾のCool Factory」です。
2019年に八尾市に新社屋を建てるにあたり、「儲かる工場」「IT, IoT 先進工場」「従業員に優しい工場」という3 つの要素を柱にCool Factory というコンセプト定めました。社会人にとって起きている時間の大半を過ごす会社。ならばその会社が快適でなくては!という思いから職場環境の改善に力を入れ、生産現場はもちろん、それ以外の部分も町工場のイメージを覆すかっこいい工場の会社です。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
チトセ工業の歴史はチャレンジの歴史です。
当社は1962 年に現社長の祖父・中西由尚が創業しました。当初は旧枚岡市の地場産業である線材加工を手掛けていましたが、時代の流れを見据え工場を拡張。プレス機械を導入し、プレス加工事業に参入しました。その後、プレス部品の付帯加工として炉中ろう付けを手掛けるようになりますが、なんと当時の炉は創業社長の手作りだったそうです。
以来、60 年以上に渡りお客様の価値創造のお手伝いをしてまいりました。近年ではこれまでと全く分野の異なる無線機器開発への参入や新社屋建設、デジタル化の推進や社内制度の改革などあらゆる面で挑戦し続けてきました。
「ものをつくる」ことの楽しみは
お客様の要望を形にし、EV部品や文房具の部品を通じて、社会のさまざまな分野で皆さまの生活をより良いものにする事が楽しみです。プレス加工やろう付け加工で求められる高い精度と品質が私たちの腕の見せ所です。加工する際、細部にまでこだわり、完璧な仕上がりを追求する過程に大きなやりがいを感じます。
また、自社開発のデータロガー「Logbee」で温湿度やCO2濃度の環境データを遠隔監視するシステムを提供し、技術を駆使して社会の効率化に貢献することも大きな楽しみの一つです。
作り手の想い -大切にしている考えや価値観-
3つの事業ごとにそれぞれ作っている製品や業界は異なりますが、作り手はみな経営理念である 「より良いものを、より良く」の精神でものづくりに向き合っています。
良いもの = お客様の指示どおりのもの を作るだけで満足するのではなく、それをより良くするためにどうするか?より付加価値を高めるために何をすべきか?を考えるのが私たちの仕事です。
お客様に喜んで頂ける製品作りを心掛け、品質に真摯に向き合い、ビジネスパートナーの方々と協力し合って安心して使える信頼性の高い製品作りを意識し、信頼されるものづくりを通じて皆さまのより良いくらしの一端を担い続けられるよう仕事に取り組んでいます。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
2019年の新社屋移転により、大幅な作業環境の改善を行いました。生産現場はもちろん、それ以外の空間も安全・安心で快適な職場を目指しました。
さらに、ハード面だけでなくソフト面でも大きく変化しました。就業規則や社内制度を時代に合わせてアップデートし、より働きやすい環境づくりを進めています。
今後はさらに待遇の改善などを進め、選び続けてもらえる会社を目指します。