どんなものを作っていますか?
ごまをはじめとした商品を100種類以上つくっています。じっくりと焙煎した「いりごま」・杵と臼ですった「すりごま」・低温でゆっくりと練り上げた「ごまペースト」・一番搾りのみで仕上げた「ごま油」やごまと厳選素材の「ふりかけ」などラインナップ豊富。
ごまの風味を決めるのは、原料が3割、焙煎が7割。和田萬のごまは味の決め手となる焙煎を追究し、芯までしっかりと火が通り、ふっくらとしているのが特徴です。
工場では、熟練の職人たちが常に味を確認し、時間や温度を調整しながら自家焙煎だからこそできる豊かな香りと奥深い味わいのごまを生み出しています。
会社を一言で表すと
世界中に本当のおいしさを届ける「ごま」のこだわりメーカーです。
本当のおいしさとは何か。私たちは、“味のおいしさ”と和田萬の世界を体験することで得られる“幸せ”だと考えています。
おいしさは、時代とともに変化していきます。以前はおいしいとされていたものが数年先もそうであるとは限らず、時代に合わせたものづくりで幸せをお届けできるよう、常に挑戦していかなくてはなりません。そのため和田萬では「新しいことに挑戦しよう」という風土があり、いつでもチャレンジ大歓迎!
日々試行錯誤しながら、おいしさにとことん向き合いこだわりつづけています。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
1883年に創業してから、乾物商の集積地である大阪の天満で、乾物全般の卸問屋として商売をしていました。しかし、戦後焼け野原となり、当時の3代目は利益の出にくい問屋業をやめ、多額の借金をして製造業へと転身。ここから和田萬のごまづくりはスタートします。
「どこよりもおいしいごまをつくる」という想いで4代目は焙煎研究を続け、和田萬だからできるごまの焙煎方法を確立しました。
そして、現5代目が先代たちの確立した製造方法を軸に、製造・販売以外にも、ごまの栽培・料理教室・カフェなどを展開し、和田萬の世界観を体験できる事業を展開。海外輸出も行い、世界中に本当の美味しさを届けています。
「ものをつくる」ことの楽しみは
焙煎温度や時間などを調整し、焙煎機から、どんなごまが出てくるか、この瞬間が、ワクワク・ドキドキで、ふっくらしたごまが出てきたときは、心の中で、思わず、よっしゃーと叫んでいます。
また、焙煎室は、50℃を超えることもありますが、サウナに入っているようで整います。
作り手の想い -大切にしている考えや価値観-
「ごまで世界平和に貢献すること」を心がけています。
もし、和田萬がなくなったら、世の中はどうなるでしょうか?おいしいごまを食べる機会が失われ、不幸な思いをする人がいるかもしれません。それって、きっとよくはないはず。ここに和田萬の存在意義があります。
身体に優しい材料を使い、効率を重視せず、丁寧に心を込めてつくったごまで、幸せをお届けしたい。そんな幸せがあふれることで世界の平和に貢献したい、という考えが私たちの原動力となっています。
「ものづくり」を引き継ぐために今取り組んでいること
昔は、職人気質で、見て覚えろというのが、当たり前でしたが、今は、マニュアルを作成し、出来る限り数値化していっています。
それでも、知識・経験・勘が必要になりますが、ゆっくり丁寧に教えるようにしています。