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自社一貫生産の希少な
日本製キッチン用品を世界へ。
藤田金属株式会社

開催場所
〒581-0035
大阪府八尾市西弓削3 丁目8 番地
TEL
072-949-3221
FAX
072-948-3635
ホームページ
http://www.fujita-kinzoku.jp/
3+

代表取締役社長藤田 盛一郎

会社の歴史や
事業内容

創業69年、八尾に根ざして約45年になります。アルミ製のカップ製造から始まり、創業者である祖父がキャリアカーで売る時代もありました。その後、アルミ製の皿や氷かき器、鉄フライパンなどを製造。鉄フライパンは約40年前に一度廃盤になったものの10年前に復活させ、近年は新しい鉄フライパンの開発も行いました。

強み ・ 特長
(商品や技術力)

新商品開発において重要な金型の製作から、製造、検品、梱包まで自社一貫で対応できるのが一番の強み。また、国内でも行える工場が非常に少ない「ヘラ絞り加工」というフライパンを軽くするための技術や、「ハードテンパー加工」というフライパンを高温で焼き付けて錆びや焦げ付きを起こりにくくする技術も当社の特長です。

今後のビジョン
構想

国内での販売だけでなく、海外展開も積極的に進めたいと考えています。もともと需要のあるアジア圏に加え、北米・ヨーロッパに注力したいですね。今年始めにパリやドイツの展示会に出展したことで少しずつ受注を獲得しており、手ごたえを感じています。 海外でも売れるとなれば、社員の意識も一段と高まると思います。

跡継ぎの立場として代表になるまでに感じた会社の課題や
代表に就任し取り組んだことは?

現社長の就任から約10年、一緒に経営に携わる中で新しく取り組んだの は、840通りから好みのフライパンを選んで買える「フライパン物語」という 企画の立ち上げや、東京のデザイン会社さんとの鉄フライパン「JIU」の開 発です。オープンファクトリーを想定した改装も取り組みの一つ。お客さま が製造現場を見られるだけでなく、併設のショップでお買い物もしていた だけるような、会社にとってプラスαになる改装を目指しています。

先代や先々代の社長様とのエピソードや記憶に残っている
出来事を教えてください。

創業者である祖父、現社長の父の姿をそばで見て、改善した方がいいこと、 見習うべきことなどたくさんの見本を得られました。特に社長は判断しなけ ればならないことに的確に答えを出してくれる人です。工場をオープンファ クトリーにすることについても、時代の流れによる必要性を感じつつ、誰か に見られながら作業をすることに対する社員の抵抗感を考えると迷う気持 ちもありましたが、社長と相談する中で決断できました。

今回、オープンファクトリーfactorIsmに参加しようと思った
理由・背景について教えてください。

当社では今回のイベント時だけでなく、今後も常時オープンファクトリーと する予定です。社屋のグランドオープンを来年に控えて準備を進める中で、 このイベントを通じて、お客様の流れや、どういった問題が出るのかを実際 に体感し、より魅力あるオープンファクトリーをつくり上げて行くきっかけと なればと考えています。

オープンファクトリーイベントのプログラム構想・内容、
来場者に特に伝えたいことを教えてください。

社屋2階の吹き抜けから製造現場を見渡せるのに加え、それぞれの製造工 程にカメラを取り付け、モニターで手元の動きを見ていただけます。お客様 の人数によっては、実際に近くで見学していただけるようにもしたいです ね。また、少しのキズなどで出荷できない商品を格安でお客様に提供する ショップも行う予定です。

オープンファクトリーイベント開催を通して、
貴社の中で期待したいことなどをお聞かせください。

これまで工場の見学に来られるのは取引先のバイヤーさんなど、ある程度 知っている方ばかりでした。しかし今後のオープンファクトリーでは一般の お客様にも見ていただくことになります。このイベントでオープンファクト リーとはどのようなものかを一人ひとりがまず経験し、良い準備の機会とし てもらいたいですね。

来場者への
メッセージ

自社一貫生産を行う当社では、プレス・穴あけ・ヘラ絞りなど多彩な機械があります。その機械が発するさまざまな"音"や、鉄を真っ赤になるまで焼き付ける"色"、そして、職人が1つひとつ丁寧に製品をつくっている様子をぜひ見ていただきたいですね。近年、あらゆる分野で"日本製"が注目されていますが、日本製のキッチン用品は少ないんです。そんな貴重な製品が生まれるストーリーを知っていただけたら嬉しいです。