世界へ挑戦!
熱処理にかける可能性

八田工業

所在地 大阪府堺市中区八田西町2丁18番40号
TEL 072-277-7227
ホームページ https://www.hatta.co.jp

代表取締役 隅谷 賢三

記者からのおすすめポイント

迫力のある炎や宇宙のような空間で行う熱処理など、八田工業さんに足を運べば、「熱処理とは?」から熱処理の「ロマン=可能性」まで、熱処理のプロフェッショナルが丁寧にレクチャーしてくれます。ダイナミックな炎など視覚的にも見どころ満載の同社で、ファクトリズムの醍醐味を味わってください。

どんなものを作ってる会社?

私たち八田工業は、“真空熱処理専門工場”です。聞きなれない名前だと思いますが、真空熱処理というのは、名前の通り、炉の中を真空状態にして加熱する熱処理のこと。私たちは、お客様から様々な金属部品や製品をお預かりし、この熱処理を施していきます。なぜ熱処理をするのか? それは金属を硬化させるためなんです。例えば自転車のチェーンだって、熱処理をしていないと、100m走る前に切れてしまいます。そういった金属部品・製品に欠かせないのが熱処理であり、当社はその中でも特に真空熱処理を得意としている会社です。

ここがスゴイ!

真空熱処理というのは、いわば、「宇宙の中で加熱する」ということ。通常は熱処理を行うと、金属はいくらか色がついてしまうんですが、真空熱処理ではキレイなまま。その理由は、真空ポンプで中の違う元素をほとんどない状態にして加熱を行うので、金属を変色させるような元素がなく、色が変わらないというわけです。さらに、変形も少ない。熱処理で金属を加熱した後っていうのは、金属を冷却しないといけないんですが、通常の熱処理は800~900℃の熱を一気に100℃くらいの油に入れて冷まします。そうするとやはり、金属にはストレスがかかるわけです。しかし、真空熱処理の場合は、簡単に言うと扇風機のような、ゆったりとした冷却方法で冷ますため、ストレスが少ない。つまり、ゆがみがないわけです。だから金属が、良いコンディションのままでいられる。そんな熱処理の技術なんです。

自慢したいプロダクトや技術

熱処理は見た目も派手で、モノづくりでも花形といったイメージですが、私たちが多くのお客様に選ばれている理由は、「変形が少なく」「変形したとしても直す技術がある」ということ。熱処理をするとどうしても変形するものが出てしまいがちですが、それを一つずつチェックし、専門の職人が修正していくんです。「プレステンパー」という技術になり、0.1mmの世界の調整を行っていきます。ファクトリズムでも見学していただこうと考えていますが、あまりに簡単そうに行っているので、スゴイ技術だとはわからないかもしれません。しかし、この手間と高い技術の必要な作業を行う熱処理業者は、他になかなかないのが現状です。

モノづくりの歴史・ターニングポイント

1979年、八田製作所という会社の熱処理事業部だけが独立してできたのが八田工業。その当時の熱処理と言ったら、一番の後発組。それがたまたま真空熱処理イオン窒化処理というのが出始めた頃で、もう40年以上やっていたら、いつの間にか、その分野に関してはプロフェッショナルになりました。真空の方は意外と他にやっているところが少なく、こちらはやり続けていたら市場は大きくなりませんが、仕事は多くなりましたね。そういったことで、一般的な様々な熱処理、真空熱処理、イオン窒化処理といった熱処理の専門業者として成長することができています。

これからチャレンジしたいこと

今後チャレンジしたいことは3つ。一つ目は、細いもの、薄いもの、小さなもの「軽薄短小分野」への挑戦です。できれば当社は1mm以下ぐらいを目指して、どこもやらないものの熱処理をやっていきたいんです。二つ目は、エネルギー多消費産業である当社が、このカーボンニュートラルの世界に対応するために目指すもの、それは「水素熱処理」だと思っています。次の世代のために、誰かがやらなければならないこと。熱処理屋がやらなければならないことだと思っています。そして三つ目は、やはり海外で戦いたいということ。もっとレベルが高い国があれば、そこで勉強して、世界の技術者と対等に、肩を並べられるようになりたいですね。そして、世界中でお役に立てる八田工業になることが大きな目標です。

会社を一言で表すと?

「地域の便利屋」それが八田工業です。地域を愛し、地域に愛される会社を目指しています。そのためにスタートしたのが「24時間365日いつでも対応可能」。八田工業は絶対開いている!という安心感で、地域の皆さんからも信頼していただいています。
また、熱処理に関して、社員一人ひとりが「熱処理することによって、自分自身の成長にもつながっている」ということが当社の特徴。熱処理って、単に鉄を硬くするだけじゃないと思うんです。いつも、「自分自身を熱処理しているか?」を自問自答し、さらに他の社員に対しても熱処理できる、つまり良い影響を与えられる。そんな社員たちばかりだと思っています。

つくり手の想い・伝えたいこと

絶対にお客さんに楽してもらわなあかん。ええもんつくらなあかんっていうのは当たり前。「お客さんの競争力になり得るかどうか」だと考えています。そこがポイントですね。上手に焼入れするの当たり前じゃないですか。僕らはプロですからね。そして、あとはお客さんに喜んでもらうと思ったら、真空熱処理にしろプラズマ熱処理にしろ、新しい技術に挑戦していかなければ、お客さんには喜んでもらえない。挑戦していくことこそ、八田工業の魅力だと思っています。

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