どんなものを作ってる会社?
私たちは、国産ごま取り扱いシェア日本一の「ごま」専業メーカーです。ごまを焙煎した「いりごま」、それをすりつぶした「すりごま」、じっくり絞った「ごま油」やペースト状にした「練りごま」、さらにふりかけやドレッシング、お菓子といったごま由来の製品を開発・製造・販売しています。また、減り続ける国産ごまを守るため、国産ごまプロジェクトを始動。自社でもごま栽培に取り組んでいます。私たちの手掛けたごまの味は、国内だけでなく海外からの評価も高く、三ツ星レストランのシェフたちがこぞって和田萬のごまを選んでくれています。アメリカの料理研究家からは、「世界一焙煎が素晴らしいごま」と評価していただきました。
ココに釘付け!
生のごまに火を入れ、味や香りを引き出していく焙煎には、「熱風焙煎機」と「直火焙煎機」を使用しています。熱風焙煎機は簡単に言うと、ポップコーンのように熱風でごまを躍らせて焙煎するもの。そして、直火焙煎機は、大きな鉄窯で焼き上げる方法です。和田萬では、この焙煎機に他社の4分の1程度の量のごまだけを入れて焙煎しています。つまり、同じ量のごまを焙煎するのに、他社の4倍の手間暇をかけているということ。理由はもちろん、その方が美味しいごまになるから。ファクトリズムでは、この巨大な焙煎機のあるお部屋にもご案内します。めったに体験できない50度を超える室温も体感してください!
モノづくりの歴史・ターニングポイント
“原料3割、焙煎7割”。原料よりも「焙煎」の方が味に直結するんです。ごまの味は焙煎で決まります。和田萬では、焙煎歴40年以上の4代目をはじめ、熟練の職人がデータだけでは実現できない、「本当に美味しい味」を自家焙煎によってつくり上げています。職人の経験と勘で、「いつも変わらない美味しさ」に仕上げていきます。特に和田萬のごまは、他社のごまよりも柔らかいことが特徴。それが可能なのは、職人たちが決められたマニュアルや数字だけでなく、“ごまそのもの”に対峙して、常に味を確認し、調整しながら焙煎しているから。ごまは生き物。だから、きちんと向き合うことが必要なんです。
これから見据える未来
約3年の開発期間をかけ、和田萬で初めて「ごま油」を発売しました
「自分たちの専門技術を使えば、もっと美味しいごま油ができるんじゃないか!?」
このようにBtoCの直販をスタートしたんです。直売店や電話での通信販売を始めました。この小売りがきっかけとなって、もっともっと和田萬の商品をしってもらい本当のおいしいと感じる事ができるごまを届けたいと思います。
会社を一言で表すと?
スタッフみんな、“ごま愛”にあふれています。ごまは生き物であり、自分たちの子どものように大切に考えています。
つくり手の想い・伝えたいこと
「ごまで世界平和に貢献する会社」です。そんな大袈裟な!と言われるかもしれませんが、私たちの考え方は、「もしうちの会社がなかったら、世の中が不幸になるかどうか」なんです。そう考えると、「良くはならないよね」と。それはなぜかというと、多くの人が凄く美味しいごまを食べる機会を失ってしまう。人生で幸せを感じる瞬間を、少なくとも一つは失ってしまうわけです。なにしろ、こんなに美味しいごまをつくることができる会社は他にないんですから。だとしたら、和田萬が世の中にあった方がいい。そしてその幸せの瞬間が回りまわって、世界平和に貢献しているかもしれないと。それだけ、美味しいモノの力って凄いんです。