どんなものを作ってる会社?
ウチダは自動車のボデーの骨格部品を作るためのプレス金型を設計製作しています。気候変動が社会問題となっており、自動車の排ガスもその一因と言われています。そのため現在の自動車業界の最大の課題は軽量化により燃費を良くし、CO2排出量を削減することです。自動車を軽くするためにはボデーに使われる鉄板の厚みを薄くすれば良いのですが、ただ薄くするだけではぶつかったときに大きく変形してしまいます。そのため強度と軽量化を両立するために高張力鋼鈑(ハイテン材)が使用されますが、このハイテン材は非常に成形するのが難しい鉄板です。ウチダはこのハイテン材を成形する金型技術において業界トップクラスの技術力を持っています。
ココに釘付け!
ウチダは金型を製造するために設計から加工、仕上、品質確認まで一連の工程を全て社内で行っています。大型のプレス機や加工機、CAD、CAM、CAE や3次元スキャナなどのIT機器等、見たこともない最新の設備機器を目の前で見ることが出来ます。またそれを使いこなす技術者、技能者がたくさん在籍しており、設計、加工、仕上げ、品質管理の各工程を見学し、日本のものづくりの高い技術力を感じて頂けると思います。更に実際にものづくりの楽しさを味わってもらうために、金型を自ら製作してもらうワークショップも準備しています。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
ウチダは1964年に内田鉄工株式会社として設立し、日本の自動車産業と共に発展してきました。人、設備を充実させながら1992年に従来の鉄工所のイメージを覆す本社ビル(工場)を建て、株式会社ウチダと改称しました。その際に業界に先駆けて大型のプレス機を導入し、ハイテン材の金型づくりに一歩先んじることが出来ました。これをきっかけに新卒者の採用も始め、現在では若手からベテランまで幅広い人材が活躍できる職場となっています。2002年には超ハイテン材を使用したセンターピラー用の金型を世界で初めて実現するなどハイテンのウチダとして業界で知られています。
これから見据える未来
現在自動車産業は大きく変わろうとしています。電気自動車や自動運転技術など新しい技術が次々に生まれて来ています。ウチダは自動車部品メーカのベストパートナーとしてこれからも新しい技術に挑戦していきます。また、この変化に柔軟に対応し、日本のものづくり人材が活躍できる会社として更なる成長を目指します。そしてこれまで培ったウチダのDNAを世界中に広めるため各国のパートナーと世界の自動車産業に貢献していきます。
会社を一言で表すと?
社員一人一人がプロ意識を持って世界NO1の金型技術をリードする技術技能集団
つくり手の想い・伝えたいこと
ウチダの社員は日本そしてウチダの技術が世界最高だと信じています。その技術を自ら生み出している事で高いモチベーションを持ってものづくりに励んでいます。新しい車が市場に出たときに自分が手掛けた部品が使われていることは何にも代え難い喜びです。そんな金型を仲間と共に造り、お客様に満足してもらうと共に持続可能な社会に貢献することは我々の誇りです。ものづくりの凄さ、楽しさをより多くの人に伝え、一緒にものづくりをしたいと思う人が増える事を期待しています。