どんなものを作ってる会社?
皆さんの身の回りにある製品に組み込まれているゴム部品を年間数千種類に及び作っています。また、誰にとっても優しい空間創りを目指し、ゴム製の視覚障がい者歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」を開発し、世界3デザイン賞と言われる賞の2つをアメリカ、ドイツでそれぞれ受賞しています。2020年にはオリジナルブランド「KINJO JAPAN」を立ち上げ、ガラスと同等の透明度を持つシリコーンゴム製のグラスを開発し、大きな反響、話題をよんでいます。そしてゴム会社でありながら軟弱地盤改良の設計・施工・管理などの土木事業も手掛けるなど、当社の製品や技術は様々な場、そして皆さんの身近なところで活用されています。
ココに釘付け!
ゴムは機能部品として用いられることが殆ど。機能を発揮するためのゴム材料作りは、時にはパンの生地づくりに例えられます。どのような味付け(機能性)にするのかはどの材料をどの組合せでどの分量で混ぜるのか。生地をこねて金型に入れて焼く、そんなパン作りにも似たゴムの製造方法を是非見て頂きたいですね。また、全くの異業種ともいえる土木事業についても、日本全国で私たちの技術が活かされています。精工なゴム部品とはまた別世界のスケールの仕事をしているところは私たちのすごいところで、皆さんにも是非知って頂きたいです。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
昭和11年にゴム材料商社として大阪市内で創業。昭和37年、時代の変遷と共に現在の八尾市に工場を建設、その後本格的にメーカーの道へと大きく舵をきりました。昭和49年にはプラスチックボードドレーン工法という軟弱地盤の中の水抜きを行うために用いられる土木資材の材料メーカーとして土木事業にも着手。その後、設計から施工、管理までを行い、この工法において、国内では当社が唯一、材料メーカーであり施工会社というオンリーワンの立場を確立し、日本全国様々な土地づくりで貢献し続けています。
これから見据える未来
私達メーカーにとって、大量生産、大量消費というのは確かに有難い面はありますが、これまでの大量生産、大量消費とい時代の限界はもうすぐ目の前まできていると考えています。
私達はメーカーとして良い物を作り、それを長く使用して頂くことで、大量生産、大量消費からの脱却を見据え、またそれをこれからのメーカーの在り方と捉え、取り組んでいきたいと考えています。
会社を一言で表すと?
現状維持は退化である
つくり手の想い・伝えたいこと
普段の生活の中では気付かない、あんなところや、こんなものに私たちが作ったゴムが使われています。そして私達の工場を見学して頂くと、きっと普段の生活では気付かなかった、あんな場所やこんな場所にゴムが存在しているのだと気が付くことができると思います。普段は一般の方になかなかお見せできない、そのゴムができるまでに私たちがどんな仕事をしているのかを是非ご覧ください。
普段気にも止めない「部品一つ」それは、どんな人がどんな思いで作られているのか。そんな情景が皆さんの脳裏に思い浮かび、これまでの物の見方、見え方が、ほんの少しでも変わると嬉しいです。