モノづくりとモノづくりの「架け橋」に
産業界の未来と感動をつくる企業
記者からのおすすめポイント
「商社」という立場からファクトリズムに参加された原口機工。「モノづくりとは関係ないのでは?」と思われがちですが、実は一番様々なモノづくり企業のことを知っているのが、この商社というポジション。だからこそ実現できるモノづくりの未来をファクトリズムで発見してください。
どんなものを作ってる会社?
私たち原口機工は、「生産財の総合商社」。ファクトリズムに参加している他の企業さんとは異なり、目に見えるモノをつくっている企業ではありません。ちょっとカッコ良く言うと“産業界の未来と感動”をつくっている企業。 具体的には、今産業界で求められているロボット技術などの自動化につながる製品やシステムを提案し、お客様の「こんなことをやりたい!」という想いを実現することで感動につなげています。また、ボルト1本から得意とする機械工具や工場全体のレイアウトまで、数百社の取引先、20万点の取り扱いアイテムを駆使して最適なものをご提案するモノづくりの現場に必要不可欠な商社です。
ここがスゴイ!
「企業と企業をつなぎたい!」。それが今回ファクトリズムに参加した理由の一つであり、私たちの強みでもあるんです。当社は商社という立場上、鉄鋼、化学、食品といった様々なジャンルのモノづくり企業とつながりがあり、その企業同士をつなげることができます。以前も自社で『泉州万博』と位置付けた展示会を開催したことがあるのですが、地域のモノづくり企業の皆さんに出展いただき、1日で100名もの方にご来場いただきました。単なる展示会というよりも、それぞれの企業が自社をPRする場を設け、当社からは事業に役立つセミナーも開催し、大盛況となりました。ファクトリズムでも、こういった地域の光る企業を結び付ける取り組みを目指していきます。
自慢したいプロダクトや技術
モノづくりを外からサポートし続けた企業として提案したいのが、未来を見据えた商品、つまりロボットや、IoT職場環境改善製品などです。例えば、倉庫で重い荷物を運んで身体を痛めてしまい、その人にしかできない仕事ができなくなるなんて勿体ない! そこはロボットに任せて、その人の本来の技術やパフォーマンスを活かせるモノづくりを大切にしてほしいと考えています。そのため当社では、多彩な機器を組み合わせ、それぞれのモノづくり現場に最も合った自動化を提案しています。それは、より人の技術を活かすことにつながります。
モノづくりの歴史・ターニングポイント
機械工具商として南大阪の地で創業し、2022年で73周年。この長い歴史の中で培ったノウハウは、私たちの強力な武器にもなっています。現在代表を務める私は三代目。ファクトリズムの「アトツギたちの文化祭」というサブテーマに共感したことも、参加の理由の一つです。変化の激しい時代の中、これからも大切に残していくものと、どんどん変えていくものとのバランスを取りながり100周年を目指していきます。
これからチャレンジしたいこと
大阪にはイイものをつくっている会社がたくさんあります。そんな企業と企業をつなげることが、今後チャレンジしたいこと。せっかくイイものをつくっていても、アピールするのが苦手な企業さんも多いですよね。ファクトリズムのような機会だけでなく、私たち営業のプロをどんどん利用していただき、アピールしていくことでつながった両社がWin-Winの関係になれたら嬉しいですね。それができるのは、鉄鋼系や化学系、食品系まで幅広いモノづくり企業とお付き合いがある当社ならではと思いますよ。
会社を一言で表すと?
原口機工は、「地域に根差したモノづくり応援企業」です。70年以上もの間、南大阪の地で商売をさせてもらっているということ。そして、私たちのお客様であるモノづくり企業を応援したいという“ええ子”が集まった会社です。私たち商社にはライバルがたくさんいるわけですが、それでも当社から商品を買ってくれるお客さんは、「○○君やから買うわ!」と言ってくれる方が多いんです。それは、値段だけじゃなく、当社の担当者の人柄という魅力がなせる業。お客さんだけじゃなく、商品を仕入れる仕入先さんからも信頼されていないと商売ができない。本当に人の魅力で発展している会社なんです。
つくり手の想い・伝えたいこと
私たちは商社ですので、モノをつくっている企業ではありませんが、お客様企業のモノづくりに「生産財専門商社」として携わってきました。その中で心掛けているのは、「商いは牛のよだれのごとく」ということ。商売は細く長く垂れる牛のよだれのように、気長に辛抱強く続ける事が大切。焦ってすぐに利益を出そうとしてはいけないという意味です。ファクトリズムでも、取引先様と信頼関係を構築し続けてきた商売のノウハウを活かした展示やイベントができたらと考えています。また、社員みんなで一致団結して、ファクトリズムに取り組んでいきますので、そういった姿も見てほしいですね。皆さん、ぜひ“商社視点のファクトリズム”を楽しみにしてください!