ものづくりをもっと自由に、カッコ良く。
“くらしを遊ぶ”をつくる会社
会社の歴史
1948年の創業時は吊り金具やねじなどなどを製造、1980年代に入ると、加工機械を一新するとともに、線状の鋼材加工やカーテンフックなどの製造を中心に事業を展開してきました。現在は長年培ってきた金属加工技術を軸に事業領域を拡大。インテリア・DIY用品の輸入販売、オリジナル商品の製作、リフォームなどを手がけ、くらしを豊かに快適にさせる商品やサービスの創造をめざしています。
強み・特長
工務店、カフェ、レンタルスペース、クリエイティブ制作、ECサイトなど、５事業に共通するのは、心地良い空間とくらしの創出です。コンセプトを明確にしたリフォーム、唯一無二の商品開発、インテリア好きが集まるカフェなどを事業化し、お客様の求めるライフスタイルを実現。ものづくりを支える自社工場や洗練されたインテリアで演出したショールームなどを通して世界観を発信しています。
今後のビジョン
５つの事業から生まれるシナジー効果を「友安経済圏」と呼び、将来に向けて更なる事業の発展を図ります。根幹にある考え方は「ものづくりは最強」。販売力に磨きをかけるだけではなく、製造・制作に力を入れ、「自分たちで考え、企画し、ものをつくる会社」として成長していきたい。同時に、八尾市に根ざした企業として、まちづくりへの参加にも取り組んでいきます。
今回、オープンファクトリーFactorISMに参加しようと
思った理由・背景について教えてください。
オープンファクトリーには既に参加実績があり、今回もものづくりの現場やコンセプトを多くの人に伝えたくて、参加を決めました。創業時から培ってきた線材加工技術の市場がどんどん狭まっていた頃は「どうすれば、売れるか」ということにばかり集中していました。ところが、ここ最近気がついたのは「ものをつくる力を持っているということは、すごいことだ」ということ。改めて自社技術の素晴らしさを見直し、この技術を活かせる商品をつくることに力を入れています。そんな気持ちを商品やワークショップを通じて伝えていきたいと思います。
オープンファクトリーイベントのプログラム構想・内容、
来場者に特に伝えたいことを教えてください。
ものづくりの雰囲気があふれる工場の見学や、ミニワークショップを予定しています。工場内の転造機と呼ばれるねじの製造機械は祖父や父の代から活躍し、70年以上も稼動を続けている、たのもしい存在。機械メーカーから仕入れたものではなく、当時の祖父や職人がつくったもので、メイドイン友安製作所です。そんな機械も見ていただき、私たちのものづくりの力強さも感じて欲しいですね。また、ミニワークショップでは、簡単に立体造形をつくることのできるアートフックの制作体験を予定しています。
地域を超えて企業同士が繋がる出会いに期待することを教えてください。
社内にライターやデザイナーが在籍する当社では「FactorISM2021」に参加する企業の動画撮影も担当しています。企業の特徴や工場の雰囲気をかっこよく伝えたい。これからも地域に根づいたブランディングを進めていきたいですし、八尾という街を有名にしたい。私は今回の「FactorISM2021」の副実行委員長も務めていますが、八尾はいろいろなことができる、ポテンシャルがとても高い街だと思っています。その反面、自分たちの技術をどのように発信すれば良いかわからない会社も多い。企業同士がもっと互いを知る機会になれば良いですし、企業の発信方法もサポートしていきたいですね。
今、御社にどんな「刺激」が欲しいですか？
参加する企業すべてのものづくりの考え方を知ることが、社員の刺激になると思います。消費者がすぐにイメージしたり、手にとれたりできる商品だけがものづくりではない。だからこそ、オープンファクトリーを通して私たちの会社や仕事が世の中に認知されるのは社員にとって一番の刺激になります。「友安製作所の商品、知っているよ！」と言われるようなオリジナル商品をこれからもつくっていきたいですね。また、私はホームパーティーが大好き。これをライフワークに定め、商品開発に取り組み、新たな市場を開拓していきたいと思います。
御社の一番のこだわり「ここを見ろ！」を教えてください。
オープンファクトリーに向け、工場を改修中です。スタジオや会議室などのレイアウト変更にも取りかかり、社員全員楽しみにしています。カーテン、床、テーブルや椅子、フックや棚など、当社が得意としている商品を使い、コーディネートしたショールームも必見。友安製作所の世界観をぜひ体感してください。また、長年培った加工技術を活かし、鉄を使ったオーダーメイドの椅子のブランドも立ち上げました。DIY用品などもありますので、楽しい見学にしたいですね。
