部品製造から完成品の企画まで提案。
ものづくりをとことん楽しむ会社
会社の歴史
堺市で自転車用ハンドルの製造を始めたのが1933年(昭和8年)。以来、オートバイ用部品の製造を手がけ、1973年に川崎重工業の協力工場として認定を受けました。部品製造はもちろん、モトクロス用自転車やマウンテンバイクなど輸出向けの完成品も製造。産業用ヘリコプターや、人間の動きをサポートするパワーアシストスーツのフレームなどの開発にも携わっています。
強み・特長
鉄、ステンレス、アルミなどの曲げ、プレス加工、溶接、研磨など、高精度な加工を実現し、あらゆるニーズに応えられるのが強みです。部品の製造からスタートした会社ですが、現在は完成品の製造や金属加工だけではなく、アクリルなど異素材の加工も手がけられる企画提案型の企業として成長。お客様の「つくりたいもの、欲しいもの」に柔軟に応えられる技術力と提案力を誇っています。
今後のビジョン
「経験のないことにもどんどん挑戦していこう」をモットーに、ものづくりを楽しんでいる会社です。社員が自らの仕事の専門性を高めながらも「小泉製作所として何ができるか」の視点を共有し、チャレンジしていく風土。これは社員のモチベーションアップにもつながっています。お客様のニーズを詳細に把握し、ものづくりの仕組みも提案できる企業として、更に企画力やアイデア発信力に磨きをかけていきます。
今回、オープンファクトリーFactorISMに参加しようと
思った理由・背景について教えてください。
昨年参加したときの初日に、他社のオープンファクトリーを見学し、「みんなすごいな。うちももっとがんばらなければ!」と思い、急きょ考えていた内容を変更(笑)。自分たちがあたりまえだと思っていた金属加工が、社外にとっては新鮮なものだと知り、切削機械を使った金属の切断体験に変えました。今年は昨年の反省も踏まえ、更に充実したものにしていきたいという思いから、迷うことなく、参加を決めました。
オープンファクトリーイベントのプログラム構想・内容、
来場者に特に伝えたいことを教えてください。
実はまだ詳細を検討中です。工場見学では、金属の穴開け体験も企画しています。また、金属を身近なものとして感じていただけるような楽しいプログラムも計画中。昨年は金属の端材を使用し、大人のパズルを実施しました。長方形や丸型など、大小さまざまな金属をテーブルの上で自由に配置していくというもの。どんどん自分の世界を広げられるし、発想力も刺激される。大人も子どもも楽しめるので、今回もやりたいなと思っています。
地域を超えて企業同士が繋がる出会いに期待することを教えてください。
「FactorISM」は地域の企業同士や一般のお客様がつながるプラットフォームだと思います。プラットフォームとは、あらゆるモノや情報が集まり、それに関わる人が共有する基盤のようなもの。昨年参加したとき、興味を持って工場見学をしていただいた人と接することで、私たちもうれしかった。今年はもっと良いものになるんじゃないかな。2回目ともなると、八尾だけではなく、他の地域ともつながっていくと思うので、毎年この企画を「続ける」ことも大切だと思っています。
今、御社にどんな「刺激」が欲しいですか?
この質問は、去年参加してくれた社員が応えます。ぜひ生の声を聞いてください。
「見て、体験してみることで、刺激が大きくなることを知りました。見学だけであれば、知るだけですが、来場されたお客様が金属を触って加工をしてみることで、得るものは全然違ってくるんですよね。そんな体験を今年も提供したいですね」(写真右:竹本さん)。
「昨年は入社2日目でオープンファクトリーを担当しました。自分がまだよくわかっていないのに(笑)。でも、これが小泉製作所なのです。ぶっつけ本番が得意。当時はお客様からの質問に心の中でビクビクしていましたが、やればできるということを知り、自分自身にも大きな刺激になりました」(写真左:松原さん)。
御社の一番のこだわり「ここを見ろ!」を教えてください。
「パイプの曲げ方など、ほとんどの人が想像できないはずですよね。私は通常業務において溶接を担当していますが、お客様に見ていただくとうれしいですし、改めて自分の仕事を見直すきっかけにもなります。小泉製作所の工場は広く、切削、溶接、めっきなど、さまざまな工程があります。たとえば、溶接は、一見ダイナミックなイメージがありますが、実は繊細な部分もある。ぜひ、これらの機械や作業を見て体験し、ものづくりの楽しさを感じ取ってください」(竹本さん)。