幸福度が少し上がるような商品を世の中に。
古くて新しい、老舗石けん会社の挑戦

木村石鹸工業株式会社

所在地 大阪府八尾市北亀井町2丁目1番30号
TEL 072-994-7333
ホームページ https://www.kimurasoap.co.jp

代表取締役社長 木村 祥一郎

会社の歴史

1924年(大正13年)に創業。銭湯やコインランドリー向けの業務用洗剤から始まり、1969年には業務用の磨き剤を開発・製造。1994年には家庭用洗剤の製造に着手し、市場を広げています。現在は、手肌にやさしい洗剤シリーズ「SOMALIそまり」、ヘアケアシリーズ「12/JU-NI」など、幅広い消費者ニーズに応えた商品も製造・販売。自社ブランド商品にも注力しています。

強み・特長

創業以来、変わらぬ釜焚き製法で石けんを製造。鹸化の具合は、油脂の種類、年間の気候、気温、湿度などさまざまな状況によって微妙な変化があるため、毎回同じようには製造ができません。そのため当社の職人は視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をフル動員して、昔ながらの製造方法を貫いています。新商品の開発にも力を入れ、2006年は「温水洗浄便座用ノズルの洗浄剤」で特許を取得。製造力と品質管理体制の充実に加え、開発能力にも自信を持っています。

今後のビジョン

私たちがつくっているのは石けん成分です。これからもこの成分を活かした洗浄剤やシャンプーなどを開発・製造・販売していきます。商品を投入する市場を見極め、環境負荷の低いもの、安心できる成分でつくられたもの、心地よさや喜びを感じられるものなどに重点を置き、「価値を実感できる商品」を展開。業務用・家庭用の両分野において、木村石鹸のオリジナリティを発信していきます。

今回、オープンファクトリーFactorISMに参加しようと
思った理由・背景について教えてください。

昨年も参加しました。さまざまな企業が参加することで、大きな力になりますし、地域が盛り上がるようなイベントになるのではと思い、今年も参加を決めました。消費者は生産の現場についてあまり詳しくないですよね。生産者も消費者の気持ちをなかなか想像できないのでは。オープンファクトリーを通じて、生産者と消費者が少しでも近くなれば良い。お互いを知ることができれば良いなと思います。

オープンファクトリーイベントのプログラム構想・内容、
来場者に特に伝えたいことを教えてください。

現在、社員全員で知恵とアイデアを振り絞っているところです。ダメージヘアや癖毛の方に特化したシャンプーやコンディショナーなどのオリジナル商品も販売していますので、こちらもぜひ手にとって見てください。社員が商品をテレビショッピング形式で紹介するコーナー、社長・木村のチェキ会、釜焚き職人のパネルの顔はめ撮影会、子どもさんにはバスボムづくりなども計画中。企業同士のマッチング会も開催したいと思っています。

地域を超えて企業同士が繋がる出会いに期待することを教えてください。

業種の異なる企業が集まるオープンファクトリーは「地域」という軸でつながっているイベントです。それぞれの企業の社員同士がお互いをよく知り、そこから自然に生まれてくるものを大切にしていきたい。予想外のことが起きるのも大歓迎。互いの化学反応を楽しみたいと思います。

今、御社にどんな「刺激」が欲しいですか?

いろいろな人に会えるのは楽しいですし、おもしろいと思っています。いま、社内では「たとえ失敗しても挑戦しよう」という明るく前向きな風土が育ちつつあります。この時期でのオープンファクトリーはとても刺激になります。社長や上司に指示されたからではなく、社員が考え、工夫し、楽しめるようなものにしたい。昨年も「大変だったけれど、またやりたい」と思ってくれた社員が多かったので、今回も予想外のことを楽しみながら、昨年よりも良かったと思えるものにしていきたいです。

御社の一番のこだわり「ここを見ろ!」を教えてください。

石けんは紀元前3000年の頃からつくられているといわれています。成分は昔も現在も変わっていないんです。製造方法は大きく「鹸化法」と「中和法」に分かれます。鹸化法は、油脂とアルカリを反応させ熱を加えるホットプロセス「釜焚き法」と、熱を加えないコールドプロセス「冷製法」があります。当社では「釜焚き法」を採用しており、多くの手間をかけて石けんを製造しています。中和法は、油脂から取り出した脂肪酸とアルカリを反応させる製法で、反応が早く、比較的容易に石けんを製造することが出来ます。
当社の製品の中には、鹸化法の「釜焚き法」で作った石けんに、中和法で作った石けんをミックスするというとても手間のかかる製法で作っているものもあります。

来場者へのメッセージ

ものがつくられている場所を見て知ることで、ものの見方が変わります。身に付ける服や小物ひとつとっても、つくり手の顔が見えるものを選ぶと、愛着がわき、大切にする。つくっている人もきっとうれしい。お互いの幸せ度が少し上がるような気がしませんか。ぜひ、ものづくりにおけるあたたかい関係も感じ取ってください。

協賛パートナー

コラボレーションパートナー

メディアパートナー

クリエイティブ監修

共催

後援